2024.3. 8学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

異分野交流の促進を目的に、県内3大学による医工連携交流会を開催しました

2月29日、香美キャンパスにおいて、高知大学・高知県立大学との県内3大学による医工連携交流会を開催しました。今回も3大学の様々な分野の研究者など計40名が参加し、研究紹介やポスター発表が行われました。

本交流会は、異分野の研究者が交流することで学術研究の芽を見出し、将来的に優れた研究に展開することを目的として、平成24年度に本学と高知大学で開始、後に高知県立大学も加わり通算16回目の開催となりました。

開会の挨拶で蝶野 成臣学長は、「研究とは、一心不乱に忍耐強く探求を続けていくことが最も大切です。その上で、研究テーマが定まっていない場合には、異分野の研究者と議論を通してインスピレーションを感じてほしいと思っています。また、研究手法が定まっていない時は、相補的なスキルをもっている研究者とコラボすることで自分の能力をはるかに超えたところまで到達できることがあります。医学・工学・医療の出会いの場として、本会でのさらなる交流を期待したい」と述べました。

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研究発表では、総合研究所の池上 浩特任教授が、「光・量子を活用した産学官共創社会実装拠点の紹介~医療応用事例:「ナノ秒パルス炭酸ガスレーザーメス」及び「医療用被覆ダイヤモンドのレーザー平坦化」に関する研究報告~ 」と題して講演しました。

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若手研究者の交流を目的の一つとして行われたポスター発表では、脳コミュニケーション研究センターの島根 大輔助教が「睡眠徐波の位相に合わせた電流刺激によるヒト記憶脳回路の動作解明」について、理工学群の松尾 匠助教は「ユニークな機械特性及びレーザー特性を発現するベンゾフラン誘導体結晶」について、紹介しました。

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研究発表とポスター発表の後は、参加者間で活発なディスカッションや、さらには連携の可能性に向けての情報交換が行われるなど、互いの研究分野への理解を深める機会となりました。

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