2024.12.17在学生・保護者 / 地域・一般 / 学群・大学院

環境建築デザイン研究室の学生たちがいの町クリスマスマーケットの空間デザインを行いました

12月7日、いの町で行われたクリスマスマーケット「INOEKI CHRISTMAS MARKET」で、環境建築デザイン研究室(指導教員:渡辺 菊眞教授)の学生たちが空間デザインを行いました。

いの町のまちづくり協議会の会長を渡辺教授が務めていることもあり、いの町との関わりが深い同研究室。JR日下駅~高知駅間開通100周年記念イベントとなるクリスマスマーケットの空間デザインを一任されました。

会場は、JR伊野駅の駐輪場。約32㎡の屋根付き自転車置き場が17棟並んでいます。
町内の園児が作った95個のランプシェードを通路に沿って直線上につるし、屋根裏は、錆などの汚れを隠すために白い布で覆いました。屋根裏と布の間にも電球を通し、白い雲の上に数多の星々が浮かんでいるような幻想的な空間に仕上がりました。

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準備期間は約1か月。学生たちは、その場で手に入るものを寄せ集めて新しい物を作る「ブリコラージュ」と呼ばれる方法で構想を練っていきました。電飾も布も、ほとんどが、いの町のみなさんからの借りものです。
プロジェクトリーダーの犬塚 健斗さん(修士課程 社会システム工学コース 1年)は「数に限りがある中で電飾をどこに使うかの判断が難しく、電球の連結ができないものがあったり、延長コードが足りなかったりと配線計画にも苦労しました。また、大学の構内でシミュレーションをしても現地では全く違うように映るので、いつもその場で備品に手を加え、装飾を変えていきました」と振り返りました。

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当日は、約1200名の方々が来場し、大きな賑わいを見せました。
犬塚さんは「準備を進めていく中で、いの町役場の方々の『イベントを必ず成功させる』という想いを強く感じ、また、物品のご提供など地元企業や観光協会の方々にご協力をいただき、『この町のために、このイベントを盛り上げたい』という思いが増していきました。当日は、想定よりも多くの方々にお越しいただき、とても嬉しかったです。自分たちが作ったものを見る人々の表情を直接窺うことができたのは初めてで、とても良い経験になりました」と話しました。

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