2019.6. 4在学生・保護者 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

松崎教授と近藤さんの共著論文がJournal of Information Processingの特選論文に選ばれました

松崎 公紀 教授(情報学群)と近藤 直季さん(修士課程 情報学コース 2年)の共著論文が、情報処理学会発刊の
英文論文誌「Journal of Information Processing Vol.27.」のSpecially Selected Paper(特選論文)に選ばれました。

各号の採録論文のうち上位10%程度が選ばれるもので、情報処理学会最優秀論文賞の受賞候補としても推薦されます。

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論文タイトル

Playing Game 2048 with Deep Convolutional Neural Networks Trained by Supervised Learning

(畳込みニューラルネットワークと教師あり学習によるゲーム『2048』プレイヤ)」)

松崎教授の高度プログラミング研究室では、世界的に人気なパズルゲーム『2048』を題材に、ディープラーニング(深層学習)の手法を用いた優れたコンピュータプレイヤの開発を進めています。

本論文では、畳込みニューラルネットワーク(*)における畳込み層の段数とコンピュータプレイヤの強さとの関連に着目し、計算機実験によりいくつかの重要な知見を得ました。本研究で開発したプレイヤは、平均得点93,830点、最高得点401,912点を達成しました。
本研究で得られた成果の一部はその後の研究にも用いられており、例えば畳込みニューラルネットワークの内部解析(国際会議TAAI2018にて論文賞受賞)などの研究へと発展しています。

(*)畳込みニューラルネットワーク:脳内の神経細胞(ニューロン)とそのつながりを人工的に表現したニューラルネットワークの構成法のひとつ。画像認識などの分野で広く利用されている。

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