2022.10. 7在学生・保護者 / 地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

岩田教授が「専門性に根差した地域連携機構の活動~これまでの歩みと今後~」をテーマにイブニングセミナーに登壇

9月21日、本学地域連携機構主催のイブニングセミナーをオンラインで開催しました。 本セミナーは、本学の研究成果による地域貢献事例を皆様に紹介し、地域の未来をともに考え、議論することを目的としています。

今年度第3回目は、岩田 誠教授(地域連携機構長/研究本部長/情報学群)が「専門性に根差した地域連携機構の活動~これまでの歩みと今後~」をテーマに講演しました。

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セミナーの冒頭、岩田機構長は、高知工科大学の沿革と研究体制について説明しました。高知工科大学は1997年に公設民営の大学として設立された大学で、2009年の公立大学法人化を機に、より一層地域への貢献を推し進めるために地域連携機構が設立されたことや、総合研究所、フューチャー・デザイン研究所から成る研究体制と研究成果について紹介しました。

続いて、このセミナーの本題である、地域連携機構のこれまでの活動と、これからのあり方について紹介しました。
地域連携機構のこれまでの活動については、地域というフィールドで新しい分野の研究を行うことによって生まれる研究成果を世界に発信していくことの必要性や、様々な学術領域を体系化することで、地域課題解決に結び付けていく活動を行っていることを紹介しました。

そして、地域連携機構のこれからのあり方については、最先端の研究に加えて、地域の皆さまとの対話を交えながら、研究の成果を地域から世界に発信していく必要があることや、研究者と地域の皆さまがともに学ぶためには、難しい専門用語をわかりやすく紹介できる、地域コーディネータのような、地域社会と研究を結び付ける人材を育成することが求められていること、さらには、情報を一方的に発信するのではなく、地域のコミュニティの中で双方向の情報共有をおこなっていくことが求められることを強調し、セミナーを締めくくりました。

参加者からは「大学に何か相談したいときはどのようにコンタクトを取ればいいのか。気軽に質問してよいのか」「大学評価を向上させるために、香美市はどのような町に進化していけばよいか」といった質問がよせられました。

セミナーの動画は地域連携機構のYouTubeに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

次回のイブニングセミナーは、11月16日(水)、「小型バイオマス発電の熱を利用した施設園芸」をテーマに地域連携機構の古沢 浩教授が登壇します。

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