2023.12. 8在学生・保護者 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究 / 研究者・企業

地域交通研究室が梼原町で公共交通の意識調査を実施

11月19日、梼原町の魅力再発見と公共交通の利用につながることを目的とした、梼原町公共交通体験プログラム「ゆすはら探検隊!」(主催:梼原町地域公共交通会議)が実施されました。

梼原町内の小・中学生を対象とした同イベントは、地域の路線バスを利用して、町のあちこちに隠された指令をクリアしていくというもの。本学地域連携機構の地域交通研究室は同イベントに協賛し、参加者に公共交通の利用に関する意識調査を行いました。

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交通工学を専門とする西内 裕晶教授は、2021年度から梼原町地域公共交通会議の委員として、公共交通の車内での移動時間を楽しむ仕組みの実現および運用の支援に取り組んでいます。

これまで「バス車内における地域の情報提供が住民の利用意識と地域交流意識に与える影響」をテーマに、昔の風景写真や行事予定といった知人とのお喋りがはずみそうな情報を車内のデジタルサイネージで提供した上で、ヒアリング調査を実施。その結果、情報提供の導入がバスの利用促進につながる見込みがあることや、提供された情報をきっかけとして地域での会話が促進され、地域交流促進に結びつくような波及的な効果を有する可能性があることを示唆しました。
今回は、子どもたちにも公共交通を移動手段として認識してもらうことをめざし、地域交通研究室の土居 貴之客員研究員が同イベントを企画。西内教授の研究室学生らが意識調査を通した街づくりの実践に参加しました。

西内教授は「持続可能な公共交通システムを実現するためには、利便性を高めることが重要だと実感しています。今後も、誰もが不自由なく移動できる方法を提案し、梼原町の活性化に貢献していきます」と語りました。

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