2024.2. 2地域貢献 / 研究

高木 方隆教授らが市民科学による地域文化資源継承の実践と方法について地域連携セミナーで講演

1月24日、「地域連携セミナー2023」第5回を永国寺キャンパスで開催しました。
本セミナーは、本学の専門性に根ざした地域貢献事例を紹介し、地域の未来を地域の方々とともに考え、議論することを目的に2018年度から地域連携機構が開催しています。

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(写真1枚目/左:高木 方隆教授、右:楠瀬 慶太氏)

今回は「市民科学による地域文化資源継承の実践と方法」をテーマに、株式会社高知新聞社記者・地域連携機構客員研究員の楠瀬 慶太氏、地域連携機構 国土情報処理工学研究室の高木 方隆教授が登壇。県内での活動事例を市民科学の5つの類型にあてはめて分析し、そこから見えてきた地域文化資源に関する興味深い課題を報告。また、高木教授が取り組む里山工学との連携のメリットや今後の展望などを紹介しました。

  本セミナーはこちら(地域連携機構のYouTube)からご覧になれます

当日は、市史・県史編纂担当者や文化施設の職員などが参加。配信視聴者合わせて約90名の方々に参加いただきました。参加者からは「歴史資料などの保管・継承は行政、市民のどちらが担うのか?」「土木分野でも、地域の歴史を構造物のデザインにいかして公共空間を作っていくことが重要と考えている。国内の参考事例はあるか?」といった質問や、「地域に入っての活動の難しさは実感している。研究者と地域の方の中間で支える人材を育成し、支え合う仕組みが大切だと認識できた」「地域文化財のまとめ方の手法が参考になった。地域文化と農業、観光分野を融合させるヒントを得られた」等の感想が寄せられました。

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