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フューチャー・デザイン研究所がネパール環境局と予備的合意書を締結

4月1日、高知工科大学 フューチャー・デザイン研究所とネパール政府森林・環境省環境局との間で、ネパールの持続可能な政策の策定と実施を目的とした新たな枠組み「フューチャー・デザイン」の推進に関する予備的合意書を締結しました。

「フューチャー・デザイン」というコンセプトの社会実装と、学術的に価値の高い研究活動とを相互補完的に進めることを目指すフューチャー・デザイン研究所は、本締結により、海外初となる本格的な社会実装を"ネパールにおける一般廃棄物マネジメント"をテーマに進めます。

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2018年10月、中川 善典 准教授(フューチャー・デザイン研究所/経済・マネジメント学群)とRaja Rajendra Timilsina 助教(フューチャー・デザイン研究所)がネパール政府森林・環境省を訪問し、その後、フューチャー・デザイン研究所に同省から研究と実践に関する連携協力の打診がありました。そこから協議を行い、2019年3月、小谷 浩示 教授(フューチャー・デザイン研究所/経済・マネジメント学群)、中川准教授、Timilsina助教が再び同省を訪問、カトマンズにおけるゴミ処理問題を題材としたフューチャー・デザイン社会実験・実践の提案をし、交渉を重ねました。そして、この度、フューチャー・デザイン研究所とネパール政府森林・環境省環境局が連携協力の予備的合意書締結に至りました。

本締結に基づき、持続可能性に関する実践的政策を実施する能力強化や研究活動の相互支援が実施される見込みで、今後は、本協定を足掛かりに自治体との協力関係を構築し、研究を推進することも目指されています。

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本締結についてフューチャー・デザイン研究所所長の西條 辰義 教授は、「フューチャー・デザインの研究と実践でカトマンズのゴミ問題が解決することを願ってやみません。また、研究所にとっては、はじめての海外展開です。研究所の総力をあげて取り組みたいと考えています」と述べました。

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