2022.11.15地域・一般 / 地域貢献 / 学群・大学院 / 研究

ものづくり総合技術展に出展しました

11月10日~12日の3日間、高知ぢばさんセンターで開催された「ものメッセKOCHI2022 第11回高知県ものづくり総合技術展」に出展しました。
開会式では井上 浩之高知県副知事の挨拶の後、本学の磯部 雅彦学長らがテープカットを行い、盛大な開幕となりました。

本イベントは、高知県内で「ものづくり」に携わる事業者の皆様に、優れた技術・製品の紹介や、商談を行う場を提供することで、本県の「ものづくりの地産地消」と「地産外商」を一層推進すること並びに、高知県の将来を担う若者に県内企業を広く知ってもらうことを目的に、会場とオンラインのハイブリッド型で開催されました。

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本学からは、デモンストレーションゾーンに、王 碩玉教授(システム工学群)を中心に農作業の省力化をめざし産学連携の成果として開発された「ニラ出荷支援ロボット」「花卉定植支援ロボット」を出展しました。

「ニラ出荷支援ロボット」は、そぐり装置と識別選別機構との二大難関を乗り越えて、有限会社サット・システムズ、株式会社土佐ひかりCDMの3者で商品化モデルの試作開発を進めてきました。すでに複数台の受注がある製品です。「花卉定植支援ロボット」は、有限会社サット・システムズとの連携により、苗供給機構、定植器、畝・地面認識における諸問題を解決し、商品化モデルの試作を完成させ、現場での実験により実用性があることが確認されています。ブースでは、各ロボットを動画で紹介し、「花卉定植支援ロボット」が実際に動いている様子を体験していただきました。

来場者からは「花卉定植支援ロボットが動いている様子をみて、苗を植えるための繊細な動きが可能だなと感じました。これだと人手が足りないときに助かりますね」「ニラ出荷支援ロボットは性能の他にも軽量で従来のものよりも安く導入できるというメリットもあることがわかりました」といった感想がよせられました。

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また、同じデモンストレーションゾーンに松本 泰典教授(システム工学群地域連携機構)が株式会社コアテックと共同開発した「次亜塩素酸水を含有したスラリーアイス※」も出展しました。「次亜塩素酸水を含有したスラリーアイス」は、急速冷却に加えて殺菌効果を追加できることから、生鮮食品などの鮮度保持への活用が期待されています。ブースでは実際にスラリーアイスに触れる体験をしていただきました。
※スラリーアイス:微小な氷粒子と塩水等の液体が混ざり合った流動性のある氷のこと

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今後も、本学は基本理念である「世界の未来に貢献できる研究成果の創出」「地域社会との連携と貢献」の具現化をめざし、産学官民のさらなる連携を推進してまいります。

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