2019.8. 8地域・一般 / 地域貢献 / 研究 / 研究者・企業

「Next次世代型施設園芸技術フェア 」に出展しました

8月6日~7日の2日間、高知ぢばさんセンターで開催された「Next次世代型施設園芸技術フェア 」に、情報学群から栗原 徹准教授(画像情報工学研究室)、吉田 真一准教授(知能情報学研究室)四宮 友貴助教システム工学群から岡 宏一教授(機械・航空システム制御研究室)、王 碩玉教授(知能ロボティクス研究室/総合研究所 アドバンストロボティクス研究センター )が出展しました。

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本展示会は「Next次世代型施設園芸農業」の実現を目指す最先端の研究開発の取組や研究成果及び最新の施設園芸関連機器、IoT・AI技術等を広く地域に展開するとともに、マッチング等による商品開発化や外商につなげていく契機とすることを目的として開催されました。

栗原准教授および岡教授は、"熱容量に基づく熱画像を利用した果実検出"をテーマに、従来、カラーカメラでは認識の難しかった果実をサーモグラフィカメラで撮影することにより容易に認識し、夜間のロボットによる収穫を可能とする技術や、熱容量推定に基づく果実・葉・茎領域を分割する技術を実演しました。

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吉田准教授および四宮助教は、"深層学習・Soft Computingによる画像認識について"をテーマにSoft Computingを用いた学習データを効果的に構築し、基礎的な課題(物体検出や認識等)を学習させた結果は応用範囲が広いことを説明しました。今回はナスを例に挙げて物体検出と呼ばれる認識タスクの検出結果を解析し、ハウス内にあるナスの位置や、成長度合いを推定できる可能性についても紹介しました。

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王 碩玉教授は、"健康増進・医療・介護ロボットから創造力育成ロボットと省力化ロボットへ"をテーマに、ロボット工学の知識を生かした、花卉栽培ロボットとニラ収穫ロボット開発への取り組み事例について紹介しました。

各展示ブースとも、来場者の方々に研究事例を紹介することができ、専門家やエンドユーザー目線での様々な発想や助言を得て、今後の研究推進につながることはもちろん、事業化や社会実装に向け大変参考になる貴重な機会となりました。

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