2023.3.28在学生・保護者 / 地域・一般 / 学生生活 / 学群・大学院 / 研究

学生5名が電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会 四国支部奨励賞を受賞

本学学生5名が「電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会 四国支部奨励賞」を受賞しました。
本賞は、電気学会・電子情報通信学会・情報処理学会の四国支部が合同で、四国内の大学・高等専門学校の特に優秀な学生に対し贈呈する賞です。

受賞者

大学院修士課程 電子・光工学コース 2年 小池 智哉さん(長野県飯田風越高等学校出身)
研究題目「高次ΔΣ変調回路に向けたNauta OTAの設計」
指導教員:回路工学研究室 橘 昌良教授

受賞コメント:賞をいただくことができ、大変光栄です。回路知識をご教授頂いた橘先生をはじめ、支えていただいた電子系の諸先生方に感謝申し上げます。先行研究を継ぐ形で研究を進めてきましたが、当たり前と思っている前提条件を見直すことに特に力を入れました。研究を進める中で課題解決の糸口が見つからなかったとき、研究室のメンバーに本当に助けていただきました。研究室のメンバーにも心から感謝申し上げます。4月からは多彩な分野を手掛ける部品メーカーに就職します。本学で学んだ課題発見力と解決力を活かし、様々な分野で活躍したいと思っています。

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システム工学群 4年 奥田 真菜さん(岡山県立倉敷南高等学校出身)
研究題目「32ビットRISC-VプロセッサVexRiscvのカスタム命令追加とFPGA実装」
指導教員:集積システム研究室 密山 幸男教授
受賞コメント:研究内容が評価され大変うれしく思います。研究活動を支えてくださった密山先生をはじめ、研究室のメンバーに心より感謝申し上げます。私は元々、自動運転の技術に興味があり、この研究室を選びましたが、学びを深めていく中でプロセッサの開発にも興味を持ち、卒業研究にRISC-Vプロセッサの一つであるVexRiscvを選びました。VexRiscvは先行研究がほとんどなく、カスタム命令を追加する方法などに苦労することが多かったですが、密山先生や研究室の皆様にアドバイスをもらいながら自分なりに考えて、卒業研究にまとめることができました。4月からは大学院に進学し、研究の幅を広げていきたいと思います。

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大学院修士課程 情報学コース 2年 小松 眞子さん(高知県立高知追手前高等学校出身)
研究題目「ハイフレックス授業における指導者支援のための振動通知方式」
    「プレゼンテーション練習において対話ロボットの存在感が与える影響の検討」
指導教員:コミュニケーション&コラボレーション研究室 敷田 幹文教授
受賞コメント:研究内容が評価されとてもうれしいです。これまで研究活動を支えてくださった敷田先生をはじめ、研究室のメンバーに心より感謝申し上げます。学部生時代に経験した初めての学会が新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりましたが、修士課程に進学してから複数回対面での学会に参加することができました。対面での学会はオンライン開催とは違った交流をすることができ、貴重な経験になりました。また、修士2年の夏にはタイへの留学が実現し、留学中には国際学会で発表することもできました。振り返ると充実した大学生活だったと思います。春からは就職し、ソフトウェア開発の仕事に携わります。大学で得られた経験を活かして、今後も頑張っていきます。

小松さん

情報学群 4年 小林 万也花さん(京都府立桃山高等学校出身)
研究題目「視覚と触覚による凹凸形状知覚時の視覚野における処理過程」
指導教員:知覚認知脳情報研究室 繁桝 博昭教授
受賞コメント:研究成果が評価されうれしく思います。研究活動を支えてくださった繁桝先生に感謝申し上げます。私は生物が好きで、視覚と触覚を組み合わせた脳の処理過程の研究に取り組みました。MRIを使って得られたデータを分析したり、先行研究の論文を読む作業は大変でしたが、興味のある研究でしたのでとても楽しかったです。今春からは大学院に進学し、さらに興味の範囲を広げていきたいと思います。 

小林さん
情報学群 4年 佐藤 玲奈さん(静岡県立伊豆中央高等学校出身)
研究題目「手書き入力とキーボード入力による記憶成績の比較」
指導教員:身体情報サイエンス研究室 門田 宏准教授
受賞コメント:このような賞を受賞することができ、光栄です。門田先生をはじめ、研究室の皆様に感謝します。研究室では運動学習について学んでいました。そこで勉強面においても効率的な学習方法を知りたいと思い、この研究を行いました。学習とテストをそれぞれ手書き入力かキーボード入力で行った場合、記憶成績に違いがあるのか検証した結果、手書き入力の優位性や文脈依存効果がみられました。本研究結果は学会でも発表しました。学会発表は人生に一度きりの経験だと思い挑戦して、今後の自信につながったと思います。4月からは就職することが決まっています。大学で学んだ真面目に取り組む姿勢を忘れずに、自分なりに全力で頑張りたいです。

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