2018.11.12地域・一般 / 地域貢献 / 研究

「里山プロジェクト」により再建された金峯神社で秋の例祭

11月4日、環境建築デザイン研究室(システム工学群 渡辺 菊眞 准教授)が高知県香美市の佐岡地区に再建した「金峯神社」の拝殿で、秋の例祭が執り行われました。

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金峯神社の再建プロジェクトについて
本学が2014年から研究を進める「里山プロジェクト」の一環として環境建築デザイン研究室が行った取り組み。
地方山間部の高齢化・過疎化に直面し社殿崩壊の危機に瀕していた「金峯神社」を再建するにあたり、本殿はもとあった森に、拝殿は住民が参拝しやすい里に分割再建する方法をとったことで、氏子の高齢化などにより10数年途絶えていた秋の例祭が2016年に復活。
再建された金峯神社は『分割造替 金峯神社-里の拝殿、森の本殿、彼方の聖山-』という名の建築作品として「第5回高知県建築文化賞」の高知県知事賞(最優秀賞)に選ばれた他、「World Architecture Community 23cycle」の賞を受賞し世界的にも評価されている。

秋の例祭には、氏子など地域住民の方々をはじめ、本学からは磯部 雅彦 学長、再建に取り組んだ渡辺准教授や、里山プロジェクトメンバーの高木 方隆 教授菊池 豊 特任教授吉田 晋 准教授赤塚 慎 准教授、各研究室の学生など総勢約40名が参加しました。

今回は、祭事の後に直会(なおらい)が開催され、お神酒や学生が用意をした炊き出しが参加者に振舞われて、地域住民の方々や学生などとの活気のある交流が行われました。

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また、里山基盤整備の社会実装モデルプロジェクトの一環として、吉田 晋 准教授が取り組んでいる古民家改修の現場お披露目会も執り行われ、進捗状況についての説明がありました。

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今後も中山間地域をフィールドに様々な分野の研究者が集まり、最新の科学技術の実装を通して豊かなコミュニティーの構築を目指す研究を進めていきます。

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