インフラサウンド研究室

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背景と目的

インフラサウンドとは、人間の耳には聞こえない超低周波音のことである。聞こえない音のため、身近な音響製品等の研究開発に比べて従来あまり積極的に扱われて来なかったが、地球物理学の分野で長らく基礎研究が続けられてきた。インフラサウンドは、災害をもたらすような大規模な物理現象によって発生し、地球の大気中を遠方まで伝わる性質を持つため、防災のための情報を遠隔地から得る手段に活用できると考えられる。インフラサウンドに関わる研究成果は、遠隔計測(リモートセンシング)手段の1つとして将来的に大きな威力を発揮すると期待される。

本研究室の目的は、インフラサウンドの性質に関する基礎研究と関連成果の活用に主眼を置いた研究を進め、近い将来に防災情報の新しい伝達手段として活用するための知見を地道に蓄えることにある。高知県のスケール・メリットを生かしつつ、インフラサウンド研究者の頭脳が集う場とし、基礎研究の深化と応用研究への成果還元のサイクルを着実に回すことで新たな研究ネットワークを創生し、将来的に世界的なインフラサウンド研究拠点としたい。


主な研究課題

理学的基礎研究から工学的応用研究まで、インフラサウンドに関わる以下のような研究に幅広く取り組む。

  1. インフラサウンド観測に基づく津波防災情報の把握と最適な伝達手段の研究
  2. 国際大気球実験を用いた地球成層圏インフラサウンド計測および伝搬理論の研究
  3. 様々な要因で発生するインフラサウンドおよび可聴音の環境計測に関する研究
  4. 大気をもつ惑星への未来の探査機器開発に向けた基礎研究
  5. その他、インフラサウンドに関する基礎研究および応用研究

高知工科大学インフラサウンド観測ネットワーク

(2018年9月1日 公開)

メンバー

室 長 :山本 真行 教授
学内メンバー:甲斐 芳郎 教授、菊池 豊 特任教授、齊藤 大晶 助教(ポスドク研究員)
学外メンバー:柿並 義宏 准教授(苫小牧高専)、横田 昭寛((株)サヤ/レソナアレス)