• 経済・マネジメント学群

株式会社デサント

OOSAWATSU Syouki大澤津 将希さん

就職活動の成功も、海外への興味も大学時代の学びの賜物です。
株式会社デサント勤務 大澤津 将希さん
(マネジメント学部 2014年卒業)

経営学に興味を持ったキッカケは、大学受験の時に小論文対策として読んだ本に書かれていた、様々な経営者の考え方や行動に感銘を受けたこと。経営について深く学びたいとマネジメント学部に入学し、初めての土地、高知で一人暮らしを始めました。この大学の4年間があるから今の自分があると言っても過言ではありません。
最も大きな存在は、末包 厚喜教授(当時)です。国際的な企業で活躍された経験を基に、理論と現場の実状を併せてご教授いただきました。末包先生のもとで、ブランドマネジメントについてしっかり学び、卒業論文で研究対象として取り上げたデサントに就職できました。デサントのブランド戦略について自分なりに語ることができたことが採用の大きな決め手になったのではと思っています。

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また末包ゼミでは海外ブランド、会社の事例がよく取り上げられ、海外で働くことへの興味も強くなりました。課外活動では、留学生との交流イベントで一緒によさこい祭りに参加して踊ったり、海外研修プログラムに参加し、タイの大学へ行ったりした体験から、海外で仕事をすることへの意欲が生まれました。

Memory of My Campus Life

バスケットボール部の顧問の水口教育講師(当時)の後押しで、就職活動中にも関わらず参加した海外研修。今となっては、この研修に行っていなければ今のような海外志向はなかったかもしれません。日本語以外の言語を用いての様々な国の人との意思疎通が、非常に楽しかったことを今でも覚えています。日本で当たり前だった様々なことがそうではなくなった環境で友人たちと過ごした時間は、とても刺激的で充実した、かけがえのない経験になりました。

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入社後、大阪本社の経理課で2年間、その後東京へ転勤し、ゴルフブランドのマーケティング分析の部署で2年間、そして直営店の店舗運営をマネジメントする営業部署で1年間勤務し、様々な部署で経験を積んできました。

デサントには若手社員を対象に、国際的に働く人材育成を目的とした海外研修生制度があります。海外に強い興味を抱いていた自分にとって大きな魅力である制度でした。今年満を持してこの研修生制度に応募し、選考を経て派遣されました。複数の国の選択肢があるなかで選んだのは中国。これからの市場性から、英語はもとより、中国語は重要なコミュニケーションツールになると考えたからです。しかし勇んで上海の華東師範大学に入学したものの街中では英語も通じず、生活していけるのか不安に思ったものです。

約半年経過した今、日常会話にはほとんど困らない程度に語学力は上達しました。会社から課せられた目標は、研修期間1年間でのHSK6級合格でしたが、すでに半年でそのミッションはクリア、現在はスピーキング中心のHSKK高級という、HSK6級よりもさらに上のレベルの試験の合格をめざしています。
1年間の上海での研修後は、帰国し海外関係の部署で勤務、またはこのまま上海に留まり支社で勤務、もしくはそれ以外の国に赴任等、様々な可能性があります。いずれにしてもグローバルに働けるチャンスを掴むことができました。このようにグローバル志向を芽生えさせ、育ててくれたのも大学生活の4年間だったと感謝しています。

最近はどうですか?

上海での生活は東京での暮らしとさほど変わりません。学校が終わった後はジムに行ったり、友人たちと遊びに行ったりしています。学校以外の時間はなるべく外出して、生きた中国語に触れる機会を意識して作っています。

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2019年11月 取材