- 経済・マネジメント学群
- 経済・マネジメント学群 企業・起業マネジメント専攻
- 4年
- 地域・都市計画研究室
窪田 美鈴さん×土屋 哲 教授
- 学生同士、先生方、地域の皆さんとの豊かな交流を通し、課題解決に取り組む意欲とスキルを磨きました。
土屋教授
まずは、高知工科大学を選んだ理由について聞かせてください。
窪田さん
はい。高知県の抱える地域課題、特に高齢化や人口減少の問題に関心があり、それらを解決したいと考えていました。高知工科大学では経済を多面的に学べること、そして専攻だけでなく副専攻も取れる仕組みに魅力を感じて入学を決めました。
土屋教授
地域の課題に取り組みたいという思いが強かったのですね。私の研究室でも地域・都市計画を扱っていますが、窪田さんはどのような研究に取り組んでいますか?
窪田さん
卒業研究として当初は、高齢住民の多い地域で若者たちが避難サポートを行ったらどのような効果が得られるかを調べていました。しかしテーマの発展性に難しさを感じて煮詰まっていた時、土屋先生からアドバイスをいただき、被災地域に対する生活物資の緊急輸送ルートが実際に有効活用できるのか、検証を進めているところです。
土屋教授
じつは、私も授業で学外の方々と接する機会を設けるようにしています。研究者や実務者、地域住民の方々との交流を通じて、社会の問題をよりリアルにとらえてほしいと考えています。
窪田さん
そうですね。実際に地域の方々とお話しする機会があると、課題がより身近に感じられます。
土屋教授
ところで、窪田さんについて私は、「明朗快活」という印象を持っています。ゼミでもリーダーシップを発揮しつつ、周囲とも協調できているな、と。
窪田さん
ありがとうございます。確かに、友人関係や研究室の雰囲気はとても良好です。サークル活動や講義を通じて多くの友人ができ、楽しい学生生活を送れています。
土屋教授
それは良かったです。大学生活を通じて、どのような点で成長したと感じますか?
窪田さん
学びに対する意欲や人間関係構築時の積極性が特に成長したと感じます。意見交換や共同での目標達成を通じて、コミュニケーション能力やリーダーシップも高められたと思います。
土屋教授
窪田さんはダンスサークルに所属していると聞きました。入学前から楽しみにしていたそうですね。
窪田さん
はい、学祭でダンスを披露することが憧れでした。実際に舞台に立つことができ、大学生活の素敵な思い出になりました。
土屋教授
研究以外の活動も充実しているようで何よりです。将来の進路についてはどのように考えていますか?
窪田さん
営業職に就きたいと考えています。すでに高知県内の金融機関から内定をいただきました。就職後は法人営業の仕事を希望しています。多くの人とコミュニケーションを取り、お客様の問題解決に貢献できたらと願っています。
土屋教授
なるほど。窪田さんの明るい性格と協調性は、営業職に向いていると思いますよ。これまで学んできた専門とは異なる学問分野にも触れ、そこからの学びを今後に生かしてほしいですね。
窪田さん
はい、ぜひ挑戦してみたいと思います。
土屋教授
最後に、高知工科大学の魅力について聞かせてください。
窪田さん
比較的小規模な大学なので、人とのつながりが生まれやすいことが魅力だと思います。学生同士や先生方と親密な関係が築きやすく、充実した学生生活を送れます。実際、グループワークが多い講義のおかげで、交友関係の幅が広がりました。
土屋教授
これからの成長が楽しみです。
地域・都市計画研究室とは...
高知県の地域特性を生かした研究を多く行っています。具体的には、中山間地域の持続可能性に関する研究、地域活性化政策の経済評価、災害リスクマネジメント・地域防災計画などです。また、産学官連携で、地域の自治体や企業と協力しながら、研究成果の社会実装にも取り組んでいます。
窪田さんは頑張っています
大学では本当によく勉強したと自分でも思っています。講義が昼過ぎに終わるので、それから友人たちと図書館でほぼ毎日17時くらいまで勉強していました。おかげで、3年次には前年度の成績が学群で上位1%程度の者に贈られる「学業成績最優秀賞」をいただくことができました。
掲載日:2024年10月/取材日:2024年7月
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