教職課程

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全国的にも数少ないユニークな取り組みで、高い人間力を持つ教員の養成をめざします。

 教育改革が大きな課題となる中、教員の資質向上が求められています。教壇に立つ上で必要な、豊かな教養や生徒への愛情、人間の成長に対する正しい理解、そして教育への高い志を持った教員養成を目的に、高知工科大学では教職課程を2008年4月より設置しています。所定の科目を修めることで、教員免許状が取得できます。

※詳細は、教職課程のホームページをご覧ください。

学士課程で取得できる免許状

 大学院では専修の免許状が取得できます

学群・専攻高等学校教諭
一種免許状
中学校教諭
一種免許状
工業 理科 情報 数学 公民 理科 数学 社会
システム工学群
環境理工学群/理工学群
情報学群
経済・マネジメント学群
総合経済・マネジメントコース
経済・マネジメント学群
数理経済・マネジメントコース

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※教員として採用されるには教員免許状の取得に加えて、都道府県や学校法人などが実施する採用試験に合格する必要があります。

高知工科大学の教職課程の特長

  1. 教職に必要な教育学、心理学および各教科に関する専門科目を学び、学校現場の運営に必要な能力を学校現場と協力しながら4年間で育成。
  2. 学校インターンシップなどを最大限に活用し、教育実践に必要な専門知識や技術を学校現場から学ぶ。
  3. 教育実習を重要な学習機会と位置づけ、普通科出身の学生にも工業高校で教育実習をできるように対応。
  4. 教職課程登録費が無料(教育実習に伴う旅費などの実費は必要です)。

学校サポーター制度

高知県内の小・中・高校と連携し、教職課程を履修している学生が学校現場に出向いて、実際の教育活動に参加しています。高知工科大学の「学校サポーター」は、派遣期間が約1年間と長期にわたるのが大きな特色です。2〜3週間の短期間で終わる教育実習では、学習指導以外の経験を積むことが難しいといわれています。本学ならではの長期的なインターンシップ・プログラムなら、同じ学校で先生方や生徒と密接にふれあい、短期間の教育実習よりもはるかに多くの実践的知識を学ぶことができます。近年の教員採用試験では、大学在籍時の学校インターンシップやボランティア活動の有無や取り組み内容について、面接試験で質問されるケースが多く、新卒で採用試験に合格するには、このような学校現場での体験は大きなアドバンテージとなります。

教員採用試験受験者へのサポート体制

教員をめざす学生を支援するために、下記のようなサポートを実施しています。

模擬試験の学内実施

年4回学内で模擬試験を実施しており、成績返却時には受験学生に適切なアドバイスをしてサポートしています。

教職課程支援室の開設

採用試験の過去問題、教科書や参考などを設置し、教職課程に登録している学生は、土日、深夜も自由に利用できます。また、市販されていない高校(工業)(情報)の過去問題も、受験者の多い地区を中心に揃えています。

教育委員会採用担当者の説明会の実施

県内外の教育委員会採用担当者を招き、採用試験の説明会を開催。過去の受験者データや、採用担当者が重視する点について話していただきます。

学外講師による対策講座の実施

採用試験対策に詳しい学外の講師による採用試験対策講座を実施し、採用試験対策をサポートします。

模擬授業・面接試験対策の実施

採用試験本番を想定して、面接官経験者による模擬授業・模擬面接を複数回実施し、採用試験対策を講じます。

カリキュラムとその流れ

1年次

大学の基礎教育課程と連携しつつ、教職に必要な教育学および心理学の基礎的知識・技術などを学ぶ。

教職に関する科目

  • 教職概論
  • 教育原論
  • 教育心理学
  • 特別支援教育概論

2年次

教育学・心理学関連科目でより専門的な知識と技術を学ぶとともに、取得を目指す免許種に応じて学群・学部開設科目を各教科専門科目として学び、教科の知識を深める。

教職に関する科目

  • 教育史
  • 教育の行政と法規
  • 教育課程論
  • 特別活動および総合的な学習の時間の指導法
  • 教育方法学
  • ICTを活用した教育理論と方法(※2022年入学生より)
  • 生徒・進路指導論
  • 数学科指導法Ⅰ
  • 数学科指導法Ⅱ
  • 理科指導法Ⅰ
  • 理科指導法Ⅱ

3年次

実際に指導案を組み立て、授業を行ったり、学校経営・学級経営に関する専門的な講義を展開。

教職に関する科目

  • 教育制度論
  • 道徳教育
  • 教育相談
  • 工業科指導法Ⅰ
  • 工業科指導法Ⅱ
  • 数学科指導法Ⅲ
  • 数学科指導法Ⅳ
  • 理科指導法Ⅲ
  • 理科指導法Ⅳ
  • 情報科指導法Ⅰ
  • 情報科指導法Ⅱ
  • 社会科指導法Ⅰ
  • 社会科指導法Ⅱ
  • 社会科指導法Ⅲ
  • 社会科指導法Ⅳ
  • 公民科指導法Ⅰ
  • 公民科指導法Ⅱ

4年次

包括的な学習経験となる教育実習および事前事後指導に取り組む。

教職に関する科目

  • 教育実習A・B
  • 教育実習事前事後指導
  • 教職実践演習(中・高)

※上記の科目は卒業単位には算定されません。
※この他にも免許の種類に応じた科目が設けられています

大学院で取得できる免許状

教職課程(専修)

定められた科目の中から24単位修得すれば、卒業時に以下の免許状を取得することができます。また、専修免許状は、一種免許状の上級免許種であるため、専修免許申請時に既に同免許種の一種免許状を取得しているか、一種免許取得に必要な科目の単位を取得しておかないと専修免許の取得はできません。なお、専修免許状を取得見込みの学生については、採用試験合格者名簿搭載を1年または2年保留できる自治体や、大学推薦枠を利用して一次試験免除になる自治体もあり、採用の可能性が大きく広がります。

大学院工学研究科基盤工学専攻

修士課程

高等学校教諭
専修免許状
中学校教諭
専修免許状
工業 数学 情報 理科 数学 理科
このページに関するお問合せは下記までお寄せください。

高知工科大学 教務部 教職課程支援室

  • 住所

    高知県香美市土佐山田町宮ノ口185

  • Tel.

    0887-53-1113

  • Fax.

    0887-57-2000

入試情報(学士課程)