情報と人間専攻

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人間の知的能力を探究し、より人間中心的で高度な、
人に優しい未来の情報システムをデザインする

学ぶ意義

真に人に優しい情報社会をデザインし、それを中心で支える人材の輩出。これが本専攻の目標です。その実現には、"コンピュータサイエンス"、"情報通信" に加え、"人間" の側から情報システムのあり方を探究するアプローチが重要です。こうした考えに立ち、本専攻では、人間の優れた知的能力を解明し、コンピュータによってその実現を図るさまざまな研究を行っています。

将来の展開

本専攻では、人間の認識や知的活動に関する科目を数多く開講しています。ICTの確かな基礎知識の上に「情報と人間」に関する専門知識・見識を身につけた人材は、必ずや人に優しい未来の高度なICTの牽引者となるでしょう。卒業後に想定される進路は、情報通信関連企業にとどまらず、教育分野、人間の認識のメカニズムを探求する基礎研究機関など、多岐にわたります。

こんな講義があります

情報と倫理

情報学群の学生として、そしてこれからの情報社会を担う人材として必要な倫理を学びながら規範倫理学の考え方を理解します。また、ビジネスにおける倫理的行動について事例を交えながら議論し、自らの行動規範となる倫理を確立していくための道筋をつけます。

知覚と認識

トータルな情報システムを理解するためには、人間が情報を処理する過程についての理解が欠かせません。『画像処理』、『コンピュータグラフィックス』などでの学習の前提となる人間の視覚系の情報処理について、幅広くかつ深く学びます。

認知心理学

人間に優しい情報システムをデザインするために、人間の特性を学んでおく必要があります。認知心理学は、情報処理的なアプローチで人間の知覚や記憶、学習のメカニズムを学習し、人間がどのように問題解決を行っているかを理解することで、人間に優しい情報システムのあり方を学びます。

人工知能基礎

人工知能(AI)とは、人間のもつ知的な能力をシステムとして工学的に実現することをめざす研究分野です。人工知能に関する基礎的事項をマスターし、知的システムの構築に不可欠な知識処理に関する理解を深めます。

研究テーマの一例

視聴覚統合によって素材の音を聞き分けるメカニズムを解明したい

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西村 朱子さん

<4年>
青森県立弘前中央
高等学校出身

小学校の頃から打楽器の演奏を続けてきたことから、聴覚と視覚の同時処理によって反応時間の短縮などの効果が表れる「視聴覚統合」という現象に興味を持ちました。両方の感覚が補強し合うことが、知覚の安定性をもたらすと考えられています。普段私たちはガラスやプラスチックなどの素材を叩いた時に発する音によって無意識に聞き分けていますが、こうした音の違いによって素材を視覚的にイメージする脳内メカニズムの解明をめざし、研究を深めています。将来的にはこれまでの知見を生かし、新しい音響ソフトの技術開発につなげていけたらと考えています。