デジタルイノベーション専攻

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データサイエンスをツールとして利用し、価値創造を行う人材を育成する

学ぶ意義

経済界と公共分野の双方でイノベーションを起こすことができる人材を育成します。経済界で不足する先端的学術や高度技術を生かした価値創造やビジネス創造を実現できる人材を育成するため、基礎学問の原理的理解をベースに、多視点を活用した課題発見と分析能力、多様な基礎学問の原理を統合することで複雑なソリューションを創造するとともにニーズに気づき価値創造ができる能力を養成します。さらに、これらのイノベーションを支える基礎的な経営能力、起業力をもった人材育成を目標とします。

将来の展開

実業界と公共分野の双方でイノベーションを起こすことができる人材を育成します。実業界で不足する先端的学術や高度技術を生かした新たな価値創造やビジネス創造を実現できる人材を育成するため、基礎学問の原理的理解をベースに、多様な基礎学問の原理を統合することで社会に散在する課題、ニーズを的確にとらえ、先端的学術や高度技術を前提とした課題解決、また、ニーズを充足する新たな価値創造を可能とする能力を養成します。また、これらを実現するために必要な新たな組織あるいは組織間関係を構築するとともにこれらをマネジメントできる能力を養成します。さらに、これらのイベーションを支える基礎的な経営能力、起業力をもった人材育成を目標とします。

こんな講義があります

ITビジネス・マーケティング入門

IoT、AI、VRなどの先端技術をどのように生かして社会を変革し、ビジネスを創造するのか、次世代のビジネス人材にはその知識と能力が求められています。本講義では、最前線で活躍するIT企業経営者や役員などを講師に迎え、最先端のITビジネスに関する知識や技術を学び、またITマーケティングのトレーニングやコードレスプログラミングなどIT技術者でなくとも学べるスキルを習得します。

イノベーション創出

新たな価値、イノベーションを創出するには、従来型のトップダウンやボトムアップといった考え方だけでは不十分になっています。本講義ではイノベーションの代表的な方法論であるデザイン思考などの価値創出手法について、その思想や実践方法などについてワークショップ形式で身につけ、これらを中心に据えたイノベーションの具現化の実践を、 Project based Learning 形式で行います。

事業創造・起業特論

" 事業を作る"ことは、起業することだけではなく、企業内起業(新規事業開発)においても重要であり、"イノベーションの本質"です。"事業を作る"とは、持続可能なビジネスモデ ルを構築することであり、そのためには、戦略的狙いを実現するための差別化された事業運営の仕組みを整備することが求められます。本講義では、それらを理解し、フレームワークから具体的な事業計画を作成することにより、事業化の第一歩を踏み出せることを目標とします。

こんな研究室があります

コーポレート・コントロール研究室 (上村 浩教授)

イノベーションを成功に導く組織管理の新たな概念を探る。

上村_2.jpgデジタル技術やAIが進化を遂げる一方で、それらを活用して新たな価値創造を行うために有効な組織やコミュニティのあり方が問われています。先行研究により、閉鎖的で密なつながりよりも、広く弱いつながりを有するプロジェクトの方が情報収集のスピードが飛躍的に増すことが明らかになっています。しかし、情報収集や議論を経て創造的なアイデアを実装する段階では、オープンなコミュニティを一気に閉じる方が実行可能性が高まるという説もあります。
では、どのようなタイミングでコミュニティを変化させるとよりよい社会実装につながるのでしょうか。この問いに答えるべく、デジタルイノベーションの検討から実装までの過程におけるコミュニティの変化を捉え、メカニズムを解明しようと研究を進めています。様々な地域と連携した課題解決の実践を通して、デジタル社会における組織管理の新たな概念を確立していきます。

入試情報(学士課程)