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地域・行政システム専攻
多様な学問を理解し統合することで、社会のさまざまな課題の解決をめざす
学ぶ意義
地域活性化や産業振興、少子高齢化や低成長問題、気候変動や環境エネルギー問題など、複雑化する社会的課題を解決するため経営方法やソリューションを創造する能力を獲得する。経済学、心理学。経営学など多様な学問を学んだ上で、学問と学問、実社会と学問をつないで社会的課題を説明できる能力を養成し、社会の将来を予測しながら自ら経営方法やソリューションの効果も予測・評価できる方法を学ぶ。
将来の展開
経済学、心理学、経営学など多様な学問を理解し統合することで、社会現象を再現・分析し、政策・経営戦略を創造し意思決定できる力が育まれます。社会システムを創造・マネジメントできる人材として、地域のエネルギー政策や地域活性化経営(産業、福祉)、安全安心な社会の為の行政経営など、多様な分野で能力を発揮し、社会をよりよくしていくことが求められています。
こんな講義があります
行政経営論
本講義では、行政の経営戦略目標と実際に執行される諸施策・事業および予算などが論理的に結びついた関係を表す「ロジックモデル」の"形態"をはじめ、さまざまな行政経営のマネジメント構造と機能、その問題点と改善の方向性を理解することを目標とします。
地域産業振興論
地域産業を振興するためには、地域における産業の繋がりである「産業クラスター」の創造が重要です。地域の社会経済構造が如何に造られたか、その理解に基づき事業創造、産業クラスターの創造あるいは起業について、経営学、経済学などの理論が如何に応用できるのかについて学ぶ。
NPO論
本講義では、私たち一人ひとりが、幸せに生きること、共に生きることとはどういうことかを考えながらNPOの意義を理解していきます。NPOの主な機能は「ひとりのこまった」を「たがいのこまった、または、みんなのこまった」に変え、それをさらに「たがいのうれしい、または、みんなのうれしい」に変えていくことにあります。NPOや市民活動の成功事例を学ぶことで「こまった」を「うれしい」に変換するためにNPOが果たす役割を考えます。また、NPOの理論を学びながら、信頼性維持、資金獲得、組織マネジメントなどについても考えます。
こんな研究室があります
統合マネジメント・システム研究室 (那須 清吾教授)
学術横断的研究による地域活性化、起業、地球規模課題のソリューション創造。
《受け入れ可能な専攻》地域・行政システム/企業・起業マネジメント/国際経済マネジメント
国内外の地域活性化や起業・事業創造、観光振興、環境エネルギー問題、気候変動などの地球規模課題に対するソリューションを創造します。地域における起業や地域社会の持続に関する問題を論じる場合、課題発生メカニズムを解明し、そこから必要となる経営方法や地域資源を生かした事業展開、観光モデルや気候変動への適応策を構築します。例えば、林業振興の為の木質バイオマス発電事業を具体的に創造し、その地域インパクトを計測評価します。技術論から経済学、経営学、心理学など様々な学術を統合した将来予測やソリューション創造を実現します。
地域・都市計画研究室 (土屋 哲教授)
様々な学問分野から持続可能な都市/地域社会をデザインする。
《受け入れ可能な専攻》地域・行政システム/国際経済マネジメント/数理経済マネジメント
当研究室では、国や地方から市町村や集落まで様々な空間スケールで「地域」をとらえ、過疎・交通・産業振興・観光・環境・防災などの切り口から、絶えず変化する都市空間と社会・経済の間に生じうる綻びを研究テーマに定め、課題に対する現象解明・現状の理解や解決策の立案・評価を通して、地域・都市のデザインに取り組んでいます。このためには様々な学問分野からのアプローチが必要であり、それらの理論的基盤のうえに、データ分析や数値シミュレーションまたはフィールドワークや社会調査を実施して課題の解決を試みます。