電子工学専攻

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エレクトロニクス技術の「核」となる半導体素子と回路に関する最先端の研究開発・教育を推進

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学ぶ意義

電子工学は現代文明の基盤とも呼べる学問です。家電製品も情報通信機器も、電子工学の技術がなければ作れません。この電子工学の根幹をなすものが、半導体素子であり、素子を組み合わせる回路技術です。新たな半導体材料の開発、LSI、VLSI、システムLSIといった大規模集積回路の設計、検査技術など、半導体素子と回路に関する幅広い領域で、最先端の研究を進めています。

将来の展開

本専攻では、エレクトロニクス技術の「核」となる半導体・回路を中心に、情報通信やプログラミング、マルチメディアなどの先端知識・技術を充実した実験設備を使って学ぶことができます。将来は半導体やLSIメーカーはもとより、情報通信、マルチメディア、ソフトウェア開発、放送局や映像制作分野などでも、技術者、研究開発者として力を発揮することが可能となります。

学べる科目の例

半導体工学

電子デバイスや光デバイスを学ぶ上で、固体中の電子の振る舞いを理解することは不可欠です。固体電子論について歴史的背景を交えながら学び、原子の構造、電子の波動性、原子間結合から半導体の伝導機構まで幅広く、体系的な概念の理解と物理的意味を理解します。

電子デバイス

LSIに組み込まれるトランジスタを理解するために、固体中の電気伝導の仕組と基本的動作を学びます。電子デバイスの電気特性理論式を理解しながら、最終的には集積化の方法やLSIの製造方法を取得します。

ディジタル集積回路

ディジタル集積回路の基本となるTTL(Transistor Transistor Logic)とCMOS(Complementary MOS)の汎用(標準)ロジックICを用いて中規模な組み合わせ回路と順序回路を設計できる能力を身につけます。大規模なディジタル回路についても、回路構成を理解する能力を習得します。

回路・交流

電気回路のうち特に交流回路の基本理論を身に付けます。基本回路素子である抵抗、コイル、コンデンサと電流源、電圧源について理解し、これらを組み合わせた回路について、オームの法則とキルヒホッフの法則を用いた解析の手法を学びます。

研究テーマの一例

回路設計から組立まで、自力で一つの電子機器を作り上げたい

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中村 優志くん

システム工学群電子工学専攻4年
兵庫県姫路市立姫路高等学校出身

昨年の夏、世界有数の通貨処理機メーカーでインターンシップを経験しました。回路や基板の設計から組立に至るまで、それぞれの部署のエンジニアたちが誇りを持って仕事に取り組み、緊密に連携して優れた製品を生み出す姿に感動しました。卒業研究として、一つの電子機器をゼロから自分の力で作り上げ、確かな「ものづくり力」を身につけるつもりです。