サイバーリアリティ専攻(令和5年度入学生~)

コンピュータの中の生活空間、サイバーリアリティ空間やVRを中心としたメディア技術の探求

学ぶ意義

VR(仮想現実)技術の発展や、現実世界の情報をセンサネットワークで大量に収集したサイバーフィジカル空間の研究の進展により、サイバーリアリティ空間という新しい情報学分野が構築されつつあります。本専攻では、サイバー空間を支えるネットワークとセキュリティの技術、VRやサイバーフィジカル空間を中心としたメディア技術、サイバーリアリティ空間構成技術などについて、先端的な研究を進めていきます。

将来の展開

本専攻では、情報セキュリティや各種の情報ネットワーク技術、映像・音声などの情報メディアを扱う技術、コンピュータグラフィックスやVR、センサ群による現実空間の測定技術など、現実世界と情報空間をつなぐ様々な技術を学ぶことができます。これらの学修を通して、高度な専門能力と発想・構想力、情報の本質に対する洞察力をもつ次世代の情報社会の担い手となることを期待しています。

こんな講義があります

情報ネットワーク基礎

情報ネットワーク技術の基礎となる概念を理解し、ローカルエリアネットワークおよび広域ネットワークの原理と基本的な仕組みを学びます。具体的には、現在のインターネットで用いられているTCP/IP等の通信規約に関して基本事項を学習します。また、セキュリティの考え方を理解し、情報ネットワークの基礎技術を修得します。

映像音響メディア

MPEGなどに代表される種々の符号化法とその特徴、そして映像・音響信号を有益な情報として活用するために必要な信号処理方式などを学び、様々な情報メディアを含めて広く理解したうえで情報を扱えるスキルを身につけます。

こんな研究室があります

コミュニケーション&コラボレーション研究室 (敷田 幹文教授)

人にやさしい情報通信技術で豊かな次世代情報ネットワーク社会を拓く

jyouhou03.jpgこれから先の社会では、新たなIT技術を開発するだけでなく、その使い手である人にとってより良いシステムを開発していかなければなりません。私たちコミュニケーション&コラボレーション研究室では、医療支援、ビデオ通信、大規模データセンター支援に焦点を当てた、人に「やさしい」情報通信技術の研究を行っています。今ある技術を、どのように応用し、改良すれば、人と人とのコミュニケーションに役立つのかを日々議論し合っています。

知覚認知脳情報研究室 (繁桝 博昭教授)

バーチャルリアリティ技術で人間の知覚・認知の特性を明らかにします

jyouhou04.jpg私たちは様々な感覚情報から周りの環境や自己の状態を知ることができます。本研究室では、このような人間の知覚や認知のしくみを明らかにすることをめざしています。特にバーチャルリアリティの技術を用いて環境や自己の身体の視覚的情報を操作し、その影響を実験的に検討している点が特徴的です。また、視覚や触覚などによって生じる脳活動を計測し、脳の情報処理のメカニズムを明らかにする研究も行っています。これらの研究は、複合現実などの最新の呈示技術において人間の特性に適合した手法を開発することにつながります。

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