概要

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社会を良くする革新的な学問領域の創造

起業・企業や行政などでの実践的経営など、経営学が取り扱う学術分野に加え、経済政策や地域政策など経済学の学術分野も対象とし、その相乗効果・統合効果を活用することにより、高度なマネジメント能力を身につけます。さらに心理学や生物学などの先端研究成果を取り入れながら、人間の行動や社会現象のメカニズムを解明し、その成果を社会の仕組み作りやマネジメントに活かすことで、地域の活性化や環境・エネルギー問題などの解決を図ります。

課題解決のための社会システムの設計と人材の輩出

経済・マネジメント学群は、これまで取り組んできた教育・研究の成果を基盤に、「社会をよくする」ための新たな、そして統合的な社会科学を創造していきます。そのために、社会・経済分野の様々な課題を理解し、解決できる社会システムの設計(社会・組織の仕組み作り)と、マネジメント(社会・組織を動かす)能力を持った人材の輩出をめざします。

経済・経営の基礎を学んだ後、専門領域を極める

「経済・マネジメント学群」では、1.2年次で経済・経営の両分野の専門基礎科目を学ぶとともに、両者をつなぎ「社会をよくする」ために不可欠となるマネジメント力の「土壌づくり」を進めます。その上で、2年次後半から3年次にかけて、自分がどのような分野で、どのような立場で「社会をよくしたい」かを考え、7つの専攻から一つを選択する。これが「学群」ならではの学び方です。

教員志望者にも応える教職課程へのサポート

経済学・経営学の学習に加え、教職課程の科目を開講し、高校(公民)・中学(社会)の教職免許の取得もサポー トします。また、数理経済マネジメント専攻では、経済学で扱う高等数学や数理経済に関する科目を学ぶことにより、文系の学群ですが、数学の免許(高校・中学)を取得することもできます。
※経済・マネジメント学群の「中学社会・高校公民」と「中学・高校数学」の免許状両方を取得することはできません。

経済学と経営学の基本的な学びに加え、新たな分野との統合も

経済学に関連する分野では、基本的な経済学に加え、実験経済学や社会心理学、制度設計学などの分野を統合的に学べます。さらに、生物学的なアプローチや、神経科学などの分野との統合によって人の行動や経済現象を理解するといった新たな取り組みも行います。経営学関連の分野では、経営戦略論、組織論、マーケティング論、簿記・会計学、金融論に加え、企業、起業、行政など様々な組織において活躍できる、高度なマネジメント能力の養成を進めます。

実験を通して学びを深め、新たな知を創造する

経済・マネジメント学群は、日本でも有数の「経済学・経営学・心理学などの社会科学のための実験室」を保有しています。学生達は、授業で学んだ理論のとおりに実際の人々が行動するかを実験室で観察したり自分自身が実験の参加者になったりすることにより、学びを深めることができます。卒業研究では、自分で考え出した理論の正しさを実験により検証し、新しい知識を生み出します。これは本学群ならではの学び方です。

専攻

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人間行動専攻

経済、経営学に加え、社会科学と生物学の融合系の科目、心理学系の科目、経済的、社会的状況に応じた人間の実際の行動に関する科目を学ぶとともに、実験経済学など実験系の科目について基礎から専門まで習得します。

人間行動専攻

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経済政策専攻

ミクロ経済学、マクロ経済学、ゲーム理論、計量経済学など経済学の柱となる科目を学ぶとともに、心理・生物学系科目で幅広く人間の特徴を理解したうえで、経済政策、高知経済分析など政策系科目を修得します。

経済政策専攻

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数理経済マネジメント専攻

経済学、経営学の科目に加えて、高等数学や数理経済に関わる科目、数学の教職をめざす学生は教職科目に指定された科目にも取組みます。数学分野に偏ることなく、社会における応用分野や具体的な貢献方法について学びます。

数理経済マネジメント専攻

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企業・起業マネジメント専攻

経営学分野の中心である経営戦略論、組織論、マーケティング論、簿記・会計学、金融論などを習得し、企業経営や起業において、新たなイノベーションの担い手となって組織経営を創造し、新しい価値創造を実現できる人材をめざします。

企業・起業マネジメント専攻

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スポーツマネジメント専攻

経営学の観点でスポーツのあり方を考えるスポーツ経営学、スポーツ社会学、スポーツ産業論やスポーツマーケティングなどの専門科目を習得し、スポーツの選手、指導者、あるいはスポーツ経営や地域経営を担う人材をめざします。

スポーツマネジメント専攻

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国際経済マネジメント専攻

地域と地域の人々を理解し、つながりを実感できる科目や豊かな国際感覚を養う各種経済系・経営系科目、英語でのグループ演習や実践的な英語による教育、海外の大学での研修(留学)を奨励し「グロ・ナ・カル」※な視点を醸成します。※地球(グローバル)、国(ナショナル)、地域(ローカル)

国際経済マネジメント専攻

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地域・行政システム専攻

地域経営戦略やマーケティング論、地域社会経済の活性化に有用な産業論、地域産業振興論、経済に関わる制度設計に必要な科目を習得し、地域経営、行政経営を俯瞰的に捉え、社会システムを創造、マネジメントできる人材をめざします。

地域・行政システム専攻

キャンパスについて

経済・マネジメント学群の教育は、香美キャンパス(香美市)および永国寺キャンパス(高知市)の2キャンパスで実施します。

1年次は、香美市キャンパスで基本的に全ての教育を実施し、2〜4年次の教育は高知市永国寺キャンパスで実施します。その為、各キャンパスで実施する科目に応じて教員が2つのキャンパスを移動することを基本としています。そして、課外活動など学生の多様な生活スタイルおよび工学系3学群の基礎専門科目の履修といった学生の移動に対応すべく、2キャンパス間を結ぶシャトルバスを運行します。また、高知市内に、経済・マネジメント学群学生専用の学生寮「たかそね寮」があります。

    入試情報(学士課程)