博士後期課程

高知工科大学大学院工学研究科
アドミッション・ポリシー

高知工科大学は「大学のあるべき姿を常に追求し、世界一流の大学を目指す」ことを目標として掲げています。この目標に賛同し、来るべき社会に活躍できる高度技術者・高度研究者になるという強い意志と情熱をもち、勉学意欲のある者を求めます。
大学院工学研究科には下に述べるように、10の履修コースからなる修士課程と3つのコースから構成される博士後期課程があります。各コースの教育の理念・目標を理解するとともに、その技術分野への高い関心と志望動機・目的意識をもち、本学の大学院工学研究科で学ぶための基礎学力を有していると認められる者の入学を希望しています。

カリキュラム・ポリシー

博士後期課程における研究は、主・副指導教員を含む複数の教員による指導体制のもと、独創的・創造的で社会的貢献・学術的貢献が期待される研究テーマに、指導教員等と協力しながら主体的に取り組み、論理的な思考力、客観的な洞察力、高度な専門的知識や先端研究分野における研究能力を涵養する。

コースワークでは、「共通科目」を通じて将来国際的に活躍していくために必要な情報発信能力、論文執筆能力や国際コミュニケーション能力を向上する。また、「専門領域科目」では高度な専門的知識を修得して理解を深めることに加えて、広範な先端的研究分野における最新動向について視野を広めることで、異なる研究分野の境界領域や融合領域、さらには今後開拓される科学技術の新しい分野など、世界の多様な分野に挑戦し活躍できる資質を高める。研究者倫理、技術者倫理についてはE-learningプログラムの受講を課す。

基盤工学コース

基盤工学コースは、グローバル化と知識基盤社会が進展する世界で人類が直面する多様な課題に対して工学的なアプローチで挑戦し解決していくことができる高度研究者、高度技術者を目指す。研究では高度な先端的研究分野について広範に調査し、学術的貢献や社会的貢献が期待される独創的で創造的な研究課題を自ら設定して取り組み、成果を学術論文に投稿して世界に発信する。コースワークはすべて英語による授業とし、論文執筆能力とプレゼンテーション能力を高めることに加えて、専門以外の先端的研究分野について広く視野を広げるための科目を提供する。

起業マネジメントコース

知識基盤社会においては、複雑化する経営環境の中で社会の多様な場で活躍できる豊かな学識および総合的な経営能力に裏打ちされた、新たな知見や価値、課題解決の方法論を創出できる次世代中核人材が求められる。起業マネジメントコースは、多様な分野の技術・知見と経営を結び、このような時代に対応し行動できる社会人の育成を目指す。企業において指導的役割を果たしている技術者や中核人材、経営を目指す中堅社員、創業・第二創業・事業承継を考えている経営者、起業を目指す次世代経営者、地域活性化や地域経営・行政に貢献できる官民の人材などを対象に、経験と実績に基づき精選された科目と教員により経営の基礎から応用までを、様々な教員等による実践的起業・事業創造・組織経営・行政経営などを生きた教材として実社会の課題解決の方法論およびその導出方法を学ぶ。グローバルな視点から経営に関わる知識を提供し、実社会での活動に役立てること、多様な専門領域の学びを新たな領域横断的な発想で活かすことで課題解決を進める能力を育てることを目的とする。特に、基礎から応用までの経営学の学識、実社会の課題解決の方法論およびその導出方法を基礎に、具体的な事業創造や課題解決について研究を通じて理論化するなど教員と協同して行うことで、知識の実践的応用能力を身に付ける。多様な場で課題を見出し、プロジェクトを起こし、事業創造や経営課題の解決などを具体化かつ実践的に行える、産業界や社会において活躍できる人材を育成することを目指す。

社会人特別コース

社会人特別コースは、企業や研究機関、大学等ですでに相当な研究・開発の実績を積んでいる技術者や研究者が、学位を取得することによってさらなる飛躍を目指す。従来の業績を総括するとともに、新たな分析や調査を加えた研究テーマに取り組み、学位論文に取りまとめる。在学期間は必ずしも標準の3年間である必要はなく原則1年以上とするが、在学期間中に集中して「共通科目」と「専門領域科目」のコースワークを完了する。

ディプロマ・ポリシー

博士後期課程の修了の要件は、当該課程に3年以上在学し、10単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けたうえ、大学院の行う博士論文の審査及び試験に合格することとする。

博士の学位は、独創性・創造性、論理性・客観性、論文執筆能力、国際コミュニケーション能力、技術者倫理・研究者倫理等を有することに加えて、当該分野における高度な専門的知識の獲得が認められ高度な専門技術者として将来にわたって活躍が期待されるもの、又は顕著な研究成果が認められ先端研究分野における高度の研究能力を有するものに授与する。