企業・起業マネジメント専攻

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基礎から応用まで、マネジメントに関する
さまざまな分野を複合的かつ実践的に学ぶ

学ぶ意義

企業などの組織は、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報・知識など)の利活用とさまざまな工夫の積み重ねによって目的を達成し、社会的使命を果たしています。また、ビジネスを起こす、あるいは組織内で未来を担う人材が育つために、起業家(アントレプレナー)教育も大切にしています。こうした実践活動に必要不可欠なさまざまな分野のマネジメントについて、基礎から応用までを複合的かつ実践的に学びます。

将来の展開

本専攻では、他社との競争に勝つ「戦略」、自分たちの活動を広く社会に浸透させる「マーケティング」、資金面から企業活動をチェックし計画立案する「財務・会計」、技術と市場ニーズを結ぶ「技術経営」、新ビジネスを起こす「起業」などに関する広範な知識を複合的に習得できます。世界・日本・地域の産業発展に貢献し、ビジネスの競争社会でスマートに生き抜ける創造的人材へと成長してください。

こんな講義があります

経営戦略論

経営戦略に関するさまざまな基礎的理論や概念とフレームワークについて、①外部環境分析、②企業戦略、③競争戦略、④収益力分析、⑤産業クラスター分析の5つの視点で体系的に学習し、最終的に、事例分析を行いながら、演習課題レポートを作成し、プレゼンテーションを行います。

起業論

本科目はマーケティングやイノベーション論など、さまざまなマネジメントの基礎科目の総復習として位置づけられます。事業を発案し実行するまでの「方法」と「論」についてひと通りの知識を得るとともに、実際にこれを活用して実践するうえでの「知恵」を身につけてください。

現代企業論

現代社会において企業の行動は、経済的、社会的、政治的、文化的に大きな影響力をもっています。本講義では、まず大企業に焦点を当て、企業に対する基本的理解を深め、企業とは何かを考えます。また中小企業や地域ビジネスのあり方にも触れます。

こんな研究室があります

消費者行動・消費文化研究室 (朝岡 孝平講師)

「消費」に関する不思議を解き明かす。
《受け入れ可能な専攻》企業・起業マネジメント/スポーツマネジメント

朝岡先生写真.jpg消費者行動論という学問を軸として、「消費」をキーワードに学んでいく研究室です。消費者行動とは、モノやサービスを探して、買って、使って、処分するまでの一連のプロセスを指します。消費者行動論の魅力は、私たちが日常的に営んでいる活動や流行現象、企業のマーケティング活動等について新たな見方を得られるようになることにあります。本研究室では、学生一人ひとりが、自分が興味を持った消費に関するテーマを設定し、様々な文献を読み、考え、調査し、お互いに議論しながら、自身のテーマに関する「不思議」を解き明していきます。これまでの学生の研究事例は、K-POPのトレーディングカード、ヴィンテージデニム、滝行、ダンス、競馬など多岐にわたります。

起業工学研究室 (石谷 康人准教授)

高知県のユニークなニッチトップ企業の事例研究を実施しています。
《受け入れ可能な専攻》企業・起業マネジメント/地域・行政システム/スポーツマネジメント

石谷研.jpg石谷研では、これまでに、中澤氏家薬業株式会社、YAMAKIN株式会社、澁谷食品株式会社、 株式会社太陽、廣瀬製紙株式会社、兼松エンジニアリング株式会社、株式会社技研製作所、宇治電化学工業株式会社、金星製紙株式会社、株式会社サニーマート、井上石灰工業株式会社などの国内外で持続的競争優位を確立している高知県の優れた企業を対象としてケーススタディを実施してきました。その際に、それぞれの企業を訪問して見学やインタビュー調査を行いつつ、一次/二次資料を収集・分析して、アントレプレナーシップ、技術経営、イノベーション、戦略行動にまつわる経営現象を分析しました。そうした経験が就職に役立っています。

入試情報(学士課程)