エネルギー工学専攻

main_3.jpg

「システム」の視点から幅広いエネルギー技術を開拓

学ぶ意義

世界規模での長期的なエネルギー資源枯渇問題や資源に乏しい日本のエネルギー確保に対し、エネルギー技術開発者や、省エネ技術の開発者など、直接エネルギー問題の解決にあたる人材だけでなく、あらゆる工学領域においてエネルギーリテラシーの高い技術者の育成が求められています。本専攻では、 幅広くエネルギー技術を学び、次世代エネルギーシステムの構築、およびエネルギーマネジメント分野で活躍する技術者の輩出をめざします。

将来の展開

エネルギー問題は、人類の必須の課題であり、その解決には、経済、環境、政策、ライフスタイルまで含めた幅広い複合分野の理解と考察が必要です。これらエネルギーリテラシーの高い技術者への期待は、「ものづくり」をはじめあらゆる技術領域で日増しに高まっています。インフラ、プラント、重電・電力業界をはじめ幅広い領域で、本専攻で学んだエネルギー関連の専門知識と活動を発展させ、活躍することが期待されます。

こんな講義があります

熱・流体機関

エネルギーは日常生活や社会・経済活動などのあらゆる場面で利用されており、すべての工学分野に何らかの形でエネルギーが関与しています。工学の学問の基盤としてエネルギーの基礎を学ぶとともに、タービン、水力発電など熱・運動エネルギーの効率的なエネルギー変換の事例を学びます。

エネルギー資源工学

エネルギーの基礎概念として、エネルギーの形態や、再生可能エネルギーを含むエネルギー資源と資源を活用するシステムについて学習します。さらに、エネルギー問題と密接に関連する地球環境問題についての現状と将来についても学びます。

電気機器

電力は最も効率良く変換、利用できるエネルギーの形態であり、現代では鉄道や自動車も電化が進んでいます。電力を動力に変換するモーター(電動機)、動力から電力を発生する発動機の構造と動作原理を学びます。

こんな研究室があります

機能性材料工学研究室 (高坂 達郎 准教授)

筋肉・神経の機能を持つ生物のような新素材を航空機や自動車に活用する。
《受け入れ可能な専攻》エネルギー工学/知能機械工学/航空宇宙工学

高坂.jpg生物は、痛みや熱さを感じ、怪我を直し、自ら変形するような、現在機械に用いられている素材と比べてはるかに高い機能を持つ素材で出来ています。しかし、生物の素材の強度は機械に使う材料に比べてはるかに及びません。 そこで当研究室では、自ら変形する圧電材料や人工神経である光ファイバ を材料に組み込むことで、航空機や自動車に用いることが可能な強度を持ち、さらに生物のような機能を持つ新素材の開発を行っています。また、産学官連携の共同研究を通じて、その実用化を目指した研究を行っています。

機能性薄膜工学研究室 (牧野 久雄 教授)

酸化物半導体薄膜を科学して、デバイス特性向上や新機能創出をめざします。
《受け入れ可能な専攻》エネルギー工学/航空宇宙工学/電子・光工学

牧野研.jpg酸化物半導体は、ガラスのように透明でありながら半導体の性質を持つ物質です。 酸化物半導体薄膜は、太陽電池やスマートフォンなど、身の回りにある光・電子デバイスにも多く用いられています。資源・環境・エネルギー問題を解決し持続可能な社会を構築するために、従来デバイスの高効率化や省エネルギー化とともに、新しい機能性材料の開発が求められています。世界最先端の分析技術やプラズマを利用した薄膜技術を用いながら、酸化物半導体薄膜の材料特性の向上や新しい機能性薄膜の創出をめざしています。