修士課程

知能機械工学コース

 従来の機械工学に加え、コンピュータ、制御などに関する深い専門知識と、これに基づく次世代のものづくり技術で社会に貢献できる人材を目指して、基礎的な機械工学の理解を発展させたメカトロニクス、ロボティクスなどの分野の専門力を伸ばすとともに、研究活動を通じて工学諸問題の解決能力を養います。

◆養われる専門スキル

種々の力学的現象を解析し次世代機械を開発できる能力

ロボティクスなどに応用される先進的な計測制御技術

知能化機械システムの設計に必要な技術とこれらを統合する力

航空宇宙工学コース

 高度な機械技術、電子技術を集結した航空宇宙工学の構造、流体、推進、制御、宇宙計測などに関わる深い専門知識を持ち、日本の航空宇宙産業界の発展に貢献できる人材を目指して、航空宇宙工学、知能機械工学、電子・光工学などの分野の専門力を伸ばすとともに、高度な技術課題に対応できる研究能力を養います。

◆養われる専門スキル

航空宇宙工学の構造、流体、推進、制御、宇宙計測などに関わる高度な専門知識

航空宇宙工学における最先端技術に関する知識

将来の航空宇宙工学分野に必要な技術課題克服を目指す研究活動を通じた課題設定能力および課題解決能力

エネルギー工学コース

 エネルギー産業やエネルギー技術に直接関わる研究開発を先導できる人材、広範な工学分野で技術開発に携われる人材、環境技術などの広い視野を持ち、世界のエネルギー課題を解決するためのマネジメント能力などを持つ人材を目指して、次世代エネルギーの先端的な研究成果や技術課題について学ぶとともに、研究を通して応用力とプロジェクト推進力を養います。

◆養われる専門スキル

エネルギーについて科学的かつ定量的に理解できる基礎力

多様な分野でエネルギーの視点から研究開発できる応用力

エネルギー問題を俯瞰的に捉え解決策を提案できる問題解決能力

電子・光工学コース

 通信・計測関連企業、自動車関連企業、電力会社、電機メーカなどで、電子・光技術の専門知識を活かした製品の設計・開発・研究の第一線で活躍できる人材を目指して、電子・光デバイスや情報通信分野における高度な知識と理解力を習得し、研究活動を通じて専門知識を研究・開発へ応用する力を養います。

◆養われる専門スキル

ディジタル回路・アナログ回路の設計・開発

電子・光材料とデバイスの研究・開発

計測・情報通信システムの設計と実装

社会システム工学コース

 住環境から社会インフラまでの整備、運用と維持のための企画・計画・設計・技術開発・研究などの職種で活躍する人材を目指して、社会基盤や住環境の計画・整備と運営・維持のための高度な要素技術やデザインを学ぶとともに、社会システム工学を構成する分野横断型の技術開発やデザインの実践により、実社会におけるシステム的問題解決力を養います。

◆養われる専門スキル

分野横断型技術開発力(土木工学、建築学、都市工学)

分野横断型デザイン力(土木工学、建築学、都市工学)

システム的問題解決力

環境数理コース

 民間企業のデータ分析・マネジメント業務、公的機関の専門的業務やコンサルティング会社の解析・企画業務などを担える人材を目指して、自然科学と環境学に関する幅広い知識に基づき、データサイエンス的アプローチを活用して、自然および社会の諸現象の本質を抽出・分析し、結論・提案を導き出す力を養います。

◆養われる専門スキル

環境設計学(気候変動科学×リスクマネジメント工学)

データアナリティクス(統計科学×計測・AI工学)

シミュレーション学(数理科学×システム設計工学)

化学コース

 具象(実験、試薬など)と抽象(概念など)を組み合わせて研究する能力を有する化学分野の研究職として活躍できる人材を目指して、研究指導により専門力(実験能力、研究力、論理的思考力、実践力)を身に付け、ディスカッションや学会などの外部発表を通じて、プレゼンテーション力、コミュニケーション力やディベート力などを養います。

◆養われる専門スキル

化学の基礎知識とそれを応用する力

研究に必要な実験能力と論理的思考力

安全や環境に配慮して計画する力

生命科学コース

 分子・細胞・発生・ゲノム生物学、遺伝子工学、代謝工学分野の知見を有し、研究・開発を通じて社会に貢献できる人材を目指して、細胞内代謝や発生、生物進化を俯瞰的に考察できるような体系的な知識を習得し、プロジェクト研究を通じて学術論文からの知識の吸収と、それを更に発展させる能力を養います。

◆養われる専門スキル

ゲノム情報の解析力

物質代謝に関する解析力

遺伝プログラムの改変に関する応用力

マテリアル工学コース

 材料の機能発現、機能制御の機構を自然科学の基礎的素養に基づいて考察する専門力と国際感覚を兼ね備え、公的機関や民間企業の研究開発職として活躍する人材を目指して、熱力学、量子力学、固体物性論、結晶化学などを深く習得し、研究やインターンシップ、海外短期留学を活用して、高い専門性と幅広い視野を養います。

◆養われる専門スキル

各種材料の機能発現、機能制御機構を電子論に基づいて理解、説明できる力

自身の研究成果を学会や論文として発表できる力

国際的に活躍するためのコミュニケーション力

情報学コース

 高度な技術力が求められる職務やシステム開発の全体を統括し推進する職務を担える人材を目指して、理論と実践を重視した情報学に関する体系的基礎知識の習得と、最新技術の本質を見極めて応用できる能力を身に付けるとともに、人間や社会についても幅広い知識を習得し、様々な立場で情報社会に貢献できる高い専門能力を養います。

◆養われる専門スキル

最新技術の本質をいち早く見極めて実践的に活用する能力(基礎講座 x PBL教育)

システム開発の全体を統括し推進する能力(PBL教育 x 先端セミナー)

人間と情報に関する幅広い知識と卓越した洞察力(先端セミナーx 専門科目群)

起業マネジメントコース

 知識基盤社会において、複雑化する経営環境の中で社会の多様な場で活躍できる豊かな学識および総合的な経営能力に裏打ちされた、新たな知見や価値、課題解決の方法論を創出できる次世代中核人材を育てます。実践的起業・事業創造・組織経営・行政経営などの多様な分野で、グローバルな視点から経営に関わる知識を提供し、多様な専門領域の学びを新たな領域横断的な発想で活かして課題解決が出来る能力を養います。

◆養われる専門スキル

新たな知見や価値創造、課題解決の方法論を創出出来る能力

多様な分野の学術・技術・知見と経営を結び、課題解決など時代の要請に応える能力

創業・第二創業・事業承継や企業経営に関わるマネジメント能力

高度教育実践コース

 高度な工学的知識・技能と実践力を兼ね備え、教育の現場でリーダーとなり得る人材を目指して、教科内容であると同時に教育方法を改善する手段ともなる科学・工学に関する高度な知識・技能の習得と、長期の教育実習などを通じて教員としての総合的な実践力や、科学的手法・知見を用いて教育過程の改善を組織的に行う能力などを養います。

◆養われる専門スキル

科学的手法や知見を用いて教育過程の改善を組織的に行う力

教科内容、及び教育方法改善の手段としての科学・工学に関する高度な知識・技能

教師としての総合的な実践力

長期履修プログラム

 修士課程には、職業等による時間的制約から長期の在学での学位取得を希望する方向けの、「長期履修プログラム」があります。修士課程は通常2年の課程ですが、長期履修プログラムにより入学を認められた学生は、最長10年間、在学できます(ただし2年6ヶ月以上、6ヶ月単位)。授業料は、履修した単位数に応じて支払うシステムとなっており、1単位33,000円の科目登録料を履修申請後、納入します。

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