修士課程

知能機械・航空宇宙工学コース


【知能機械工学分野】

「次世代における高度に知能化されたものづくり技術で社会に貢献する」

 機械システムのさらなる「知能化」「情報化」が進む中、人と環境に優しいシステム開発が今まさに求められています。このような時代の要請に応え得る新しい機械工学においては、機械技術にメカトロニクスやコンピュータ応用の技術を組み合わせた「融合された技術」が重要です。ものづくり技術を駆使し、社会に貢献できる次世代の技術者が育つことをめざした教育に加え、メカトロニクスなどの分野の専門力を伸ばし、工学諸問題を実際に解決していく力を身につける教育を行います。将来の展開について、機械技術者の活躍するフィールドは広範囲にわたります。しっかりとした機械工学の基礎専門力に加え、システムのインテリジェント化に不可欠な応用技術を身につけたエンジニアとして力を発揮することが可能です。高度機械技術で社会に貢献できる人材として、自動車や設備機械、精密機器などの製造業はもちろん、工学全般の幅広い分野で活躍が期待されます。



【航空宇宙工学分野】

「絶対的な安全性・信頼性が求められる航空機や宇宙機器の設計・開発を学ぶ」

 近年、最新鋭の航空機の開発に日本の機体メーカーやエンジンメーカーが関わるようになり、世界の航空工業界における日本の立ち位置はますます重要になっています。また日本の宇宙開発の世界での立場を向上させるH3新型基幹ロケットの開発や、小惑星探査機による惑星形成の起源や生命誕生の起源の秘密に迫る調査など、まさに熱い眼差しが向けられています。このように日本の航空宇宙工学分野は世界最高レベルの技術を維持しながら、さらなる研究開発に挑戦し続けています。本コースでは、4力(流体力学、材料力学、機械力学、熱力学)と制御工学を基本に、航空工学や宇宙探査工学など航空宇宙工学に関する深い専門知識と技術を身につけ、さらに高度で最先端の専門知識を習得し、研究活動、学会活動等を通じて課題設定能力、問題解決能力、論理的思考能力等を養います。将来は、航空機やロケット、航空宇宙機器関連の開発・設計を行う技術職や研究職のみならず、幅広く機械・電子分野の業界で、システムや各種要素の研究開発、設計等ものづくりに貢献できる職種に就くことが期待されます。


電子・光工学コース


【エネルギー工学分野】

「【システム」の視点から幅広いエネルギー技術を開拓」

 長期的エネルギー資源枯渇と資源に乏しい日本のエネルギー確保、カーボンニュートラル達成と循環型社会実現の課題に対し、あらゆる工学領域でエネルギーリテラシーの高い技術者育成が求められています。本コースでは、環境負荷課題からエネルギー技術まで幅広くエネルギー工学を学び、地球環境に配慮でき、次世代エネルギーシステム構築やエネルギーマネジメント分野で活躍する技術者の輩出をめざします。修士課程では、エネルギー技術・産業の研究開発を先導する人材、広範な産業分野で技術に携わる人材、環境技術など広い視野をもち、世界のエネルギー課題解決に必要なマネジメント能力等をもつ人材をめざし、次世代エネルギーの最先端研究と基盤技術を学び、研究活動を通じた応用力とプロジェクト推進力を養います。また、将来の展開について、持続可能な循環型社会実現に向け、カーボンニュートラル、再生可能エネルギー、電気自動車やスマートモビリティーなどエネルギーの関わる幅広い技術課題は、人類必須の共通課題であり、その解決には、地球環境、経済、政策、地域社会、個人のライフスタイルまで含めた幅広い複合分野への理解と考察が必要です。これらエネルギーリテラシーの高い技術者への期待は、「ものづくり」をはじめ、あらゆる技術領域で日増しに高まっています。インフラ、プラント、重電・電力業界をはじめ幅広い領域で、本学で学んだ環境課題とエネルギー関連の専門知識と活動を発展させ、活躍することが期待されます。



【電子・光工学分野】

「電子工学と光エレクトロニクス技術で日本、そして世界の未来を担う人材に」

 超スマート社会を実現するIoT、AI、6G等のデジタル技術を支えるのが次世代半導体と呼ばれる世界最先端の半導体集積回路で、超微細化、電子と光の融合、低次元材料などが検討されています。本専攻では、半導体デバイス、回路、通信、光エレクトロニクス、計算機技術などを習得し、学際的な視点から課題解決に挑む高度な能力をもった技術者をめざします。自動車や宇宙など様々な分野で応用される最先端のデバイスやシステムの実現を目標に、ナノ材料、回路設計、光計測制御、プロセス技術、それらの応用研究を通して、高度な知識と理解力、豊かな創造性をもち、将来指導的立場となり製品の研究開発をけん引する人材を育成します。将来の展開について、次世代半導体での我が国の強みでもある材料や製造装置、電子部品、情報通信、マルチメディア、組み込みシステムなど、半導体・デジタル産業分野の技術者、研究開発者として第一線で活躍できる人材となることをめざします。また、電子・光工学分野の技術は、自動車や宇宙産業から、医療、農業分野にまで急速に広がっており、就職先も情報通信、半導体、電子部品、家電メーカー、電力関連企業といった業種から、自動車関連企業や先端医療機器メーカー、マルチメディア企業など、幅広い業種が想定されます。


建築・都市デザインコース

「建築と土木の" 垣根" を取り払い、ハード・ソフトの両面から安心・安全・心豊かな社会をデザインする」

 今、土木分野では「景観デザイン」という考え方が重視され、建築分野でも周囲の景観と調和した建築設計が求められるなど、建築と土木の共通領域が広がりつつあります。こうした時代状況に合わせ、本専攻では、従来、別のものとされてきた建築と土木の"垣根"を取り払い、ソフト・ハード両面から「安心・安全・心豊かな未来社会の創造」をめざしています。修士課程では、社会基盤や住環境の計画・整備と運営・維持のための、高度な要素技術やデザインを学び、分野横断型の技術開発力やデザイン力を身につけます。将来の進路としては、住環境から社会インフラまでの整備、運用と維持のための、企画・計画・設計・技術開発・研究といった職種で活躍することを目標としています。建築・土木系の企業に加え、公務員、まちづくりや地域おこしをめざすNPO・NGOなどの業種や、リモートセンシングやGIS(地理情報システム)の専門知識を生かし、防災分野で活躍することも期待されます。また、プロジェクトマネジメントの知識を生かし、一般企業で企画や経営部門のマネジメントスタッフとして力を発揮することも可能です。


理工学コース


【応用物理分野】

「物理学を応用・駆使し、物質や現象の本質に実験とシミュレーションで挑む」

 応用物理学は、力学・電磁気学・熱力学・量子力学・統計力学といった基礎物理学と、固体物理学・材料科学・社会物理学などを融合し応用することで、物質のミクロ構造からマクロな社会現象までを理解し説明する学問です。例えば、軽いけれどもとても強い、光を通すにもかかわらず電気も通すなど、かつては夢であった特性をもつ材料の創製が可能となるのです。また、複雑な事象の本質をシミュレーションにより理解し、さらには未知の現象を予測することができます。本コースでは、自然科学の幅広い知識に基づいて応用物理の素養を身につけます。研究を通じて、コンピュータシミュレーション・精密計測に基づいた数理解析や未来予測、物質(材料)の合成・機能付加・特性および構造の評価など様々なスキルを習得します。修了生は、製造業を中心に企画開発部門、製造部門、技術営業部門等の様々な分野で活躍できますし、深化した専門性と研究力を武器に、さらに先端的な研究開発に携わることもできます。



【機能化学分野】

「ナノサイズの分子を設計・組み立て・評価し、" ものづくり" の原点を学ぶ」

 身の回りの物質は、「光る」「曲がる」「歪む」「取り込む」「吸い着く」など様々な機能をもっています。これらの機能を生み出し、さらに高性能化して私たちの生活に役立てるには、原子や分子レベルでの設計・合成・評価が必要です。本コースでは、物質の構造や性質、反応に関する基礎知識を習得するための教育と、化学を駆使した機能性物質の開発に取り組んでいます。また、高度で実践的な研究活動を通じて機能性物質をつくり、評価する専門力を養います。化学とは、様々な現象や性質を物質の立場から探究する学問です。一見関連性がない事象同士であっても俯瞰することができる「化学の視点」を身につけます。さらに研究活動を通して、問題点を見極め、議論と実験を重ねながら検証し、成果をまとめて発表するというプロセスを経験し、世界に通用する研究力を身につけます。そうして得た知識と経験を生かして、研究者、技術者、教育者など、化学の分野に限らず様々な分野で活躍できる人材として育つことをめざします。



【生命情報分野】

「多様な生命情報をもとに構築される生物システムの仕組みを理解し応用する」

 生物は多様な生命情報が段階的に組み上げられた多階層システムととらえることができます。そのシステムの枠組みのうえで、生物は様々に変化したり恒常性を維持したりしながら、常にダイナミックな駆動を続けています。そのような生物システムでは、それぞれの階層に膨大な情報が含まれます。生物はそれらを有機的に活用し、遺伝子やタンパク質の働きから細胞の挙動の調節、さらには多細胞組織の形成や多様性をもった生物環境の構築に生かしています。本コースではこのような生命情報と生物システムのしくみの基本と応用を学びます。生命情報の複雑ながらも効率的なしくみを理解し、生命情報を読み解く技術を幅広く身につけることは、これからの社会をすべての生命が輝く社会へと導くために大きく役立ちます。ゲノム情報の解読や応用、生体細胞でのゲノム遺伝子情報の編集、人工遺伝子導入や遺伝子破壊といった遺伝情報の操作に加えて、タンパク質酵素や細胞内代謝物の特性の解析やその人為的改変、生きた細胞を用いた蛍光ライブイメージングなど、生命科学の多彩な先端手法を学びます。医薬品・食品の開発や環境浄化・保全など幅広い分野に対応できる応用力が身につきます。さらに、応用物理分野や機能化学分野で提供される科目の学習を通じて、多角的な視点からの問題解決能力も育ちます。大学院に進学して深い思索力と探究力を学び、企業の研究開発部門をはじめとした様々な分野で活躍できる人材への成長が期待されます。


情報学コース


【AI・コンピュータ科学分野】

「AI 、クラウド、IoT など革新的なコンピューティング技術の研究で情報社会の未来を拓く」

 従来型のコンピュータ技術が一般化し、AI(人工知能)、クラウド、IoTなどの新しいコンピューティング技術が今後ますます重要となってきます。本コースでは、AIとコンピュータ科学の基本概念をしっかりと学んだうえで、従来型の発想やアーキテクチャ(設計思想)を超えた、"人に優しい未来の情報社会"の構築に寄与する新たなコンピュータテクノロジーの創出をめざします。コンピュータ技術が一般化し、高度化している現代において、ハードウェア・ソフトウェア両面の深い知識、特にその基本概念の理解は重要です。本コースでは、AIとコンピュータ科学の基本概念をしっかりと学び、現在利用されている技術だけでなく、将来発展する技術に対応できる知識を修得します。それによりコンピュータの新たな可能性を拓くことができるAI・IT技術者となることを期待しています。



【サイバーリアリティ分野】

「コンピュータの中の生活空間、サイバーリアリティ空間やV R を中心としたメディア技術の探求」

 VR(仮想現実)技術の発展や、現実世界の情報をセンサネットワークで大量に収集したサイバーフィジカル空間の研究の進展により、サイバーリアリティ空間という新しい情報学分野が構築されつつあります。本コースでは、サイバー空間を支えるネットワークとセキュリティの技術、VRやサイバーフィジカル空間を中心としたメディア技術、サイバーリアリティ空間構成技術などについて、先端的な研究を進めていきます。本コースでは、情報セキュリティや各種の情報ネットワーク技術、映像・音声などの情報メディアを扱う技術、コンピュータグラフィックスやVR、センサ群による現実空間の測定技術など、現実世界と情報空間をつなぐ様々な技術を学ぶことができます。これらの学修を通して、高度な専門能力と発想・構想力、情報の本質に対する洞察力をもつ次世代の情報社会の担い手となることを期待しています。



【脳情報・心理情報学分野】

「脳活動計測などによって人間についての理解を深め、人に優しい情報通信技術のデザインに貢献する」

 人間の判断・認識能力を上回るようなAIの出現やVR技術の発展により、これまで人間に依拠してきた知性や現実世界の認識のあり方自体が変わる時代になってきました。このような時代では、情報学は私たち人間の脳情報・心理情報により密接に関わることになり、双方の特性と可能性を深く理解することが情報学のさらなる発展に不可欠です。本コースでは、脳活動計測、心理実験、生体計測などを通じて人間についての理解を深め、人に優しい情報通信技術の開発に貢献していきます。将来の展開については、コンピュータ科学の基礎を学ぶと同時に、脳活動計測、心理実験、生体計測などの実践的な技法を通じて人間について理解を深め、脳情報学、心理情報学を修得します。情報通信技術の確かな基礎知識の上に、人間そのものや人間と情報技術のつながりについての専門知識と深い見識を身につけることにより、人に優しい未来の高度な情報通信技術の牽引者となることを期待しています。


デジタルイノベーションコース

「データサイエンスをツールとして利用し、価値創造を行う人材を育成する」

 経済界および公共分野の双方においてイノベーションを起こすことができる人材を育成します。経済界において不足している先端的学術や高度技術を生かした価値創造やビジネス創造を実現できる人材を育成するため、基礎学問の原理的理解をベースに、多視点を活用した課題発見および分析能力、多様な基礎学問の原理を統合することで複雑なソリューションを創造するとともにニーズに気付き価値創造ができる能力を養成します。さらに、これらのイノベーションを支える基礎的な経営能力、起業力をもった人材育成を目標とします。将来の展開については、実業界および公共分野の双方においてイノベーションを起こすことができる人材を育成します。実業界において不足している先端的学術や高度技術を生かした新たな価値創造やビジネス創造を実現できる人材を育成するため、基礎学問の原理的理解をベースに、多様な基礎学問の原理を統合することで社会に散在する課題、ニーズを的確にとらえ、先端的学術や高度技術を前提とした課題解決、またニーズを充足する新たな価値創造を可能とする能力を養成します。またこれらを実現するために必要となる新たな組織あるいは組織間関係を構築するとともにこれらをマネジメントできる能力を養成します。さらに、これらのイノベーションを支える基礎的な経営能力、起業力をもった人材育成を目標とします。


起業マネジメントコース

知識基盤社会において、複雑化する経営環境の中で社会の多様な場で活躍できる豊かな学識および総合的な経営能力に哀打ちされた、新たな知見や価値、課題解決の方法論を創出できる次世代中核人材を育てます。実践的起業・事業創造・組織経営・行政経営などの多様な分野で、グローバルな視点から経営に関わる知識を提供し、多様な専門領域の学びを新たな領域横断的な発想で活かして課題解決が出来る能力を養います。

◆養われる専門スキル
  新たな知見や価値創造、課題解決の方法論を創出出来る能力
  多様な分野の学術・技術・知見と経営を結び、課題解決など時代の要請に応える能力
  創業・第二創業・事業承継や企業経営に関わるマネジメント能力

高度教育実践コース

高度な工学的知識・技能と実践力を兼ね備え、教育の現場でリーダーとなり得る人材を目指して、教科内容であると同時に教育方法を改善する手段ともなる科学・工学に関する高度な知識・技能の習得と、長期の教育実習などを通じて教員としての総合的な実践力や、科学的手法・知見を用いて教育過程の改善を組徽的に行う能力などを養います。

◆養われる専門スキル
  科学的手法や知見を用いて教育過程の改善を組織的に行うカ
  教科内容、及び教育方法改善の手段としての科学・工学に関する高度な知識・技能
  教師としての総合的な実践力

長期履修プログラム

 修士課程には、職業等による時間的制約から長期の在学での学位取得を希望する方向けの、「長期履修プログラム」があります。修士課程は通常2年の課程ですが、長期履修プログラムにより入学を認められた学生は、最長10年間、在学できます(ただし2年6ヶ月以上、6ヶ月単位)。授業料は、履修した単位数に応じて支払うシステムとなっており、1単位33,000円の科目登録料を履修申請後、納入します。

令和6年度入学生までは、以下のコース体制

知能機械工学コース

  • メカトロニクス、ロボティクスに関する専門力を伸ばすことに主眼をおいた科目を提供します。
  • 研究活動を通じて高い専門力と、境界領域にも対応できる応用力を身に付けます。

航空宇宙工学コース

  • 航空宇宙工学における高度な知識の修得に係る科目を提供します。
  • 研究活動では、論理的思考力や課題の設定・解決能力の涵養を重視します。

エネルギー工学コース

  • 次世代エネルギーに関する先端的な研究成果や技術課題を学ぶ科目を提供します。
  • 特別研究では、機械工学あるいは電気工学分野のエネルギー技術について深く学ぶとともに課題解決能力を身に付けます。

電子・光工学コース

  • 電子・光デバイスや情報通信分野における厳選した専門科目を提供します。
  • 特別研究では、電子・光技術に関する応用力、課題解決力を身に付けます。

社会システム工学コース

  • 社会基盤や住環境の計画・整備と運営・維持のための高度な要素技術やデザインを学びます。
  • 安全で心豊かな生活を実現するために、建築・土木分野のみならず、関連する異分野の議論能力を高め、実社会における複雑なシステム的問題を発見、解決する力を養います。

理工学コース

  • 応用物理学、機能化学および生命情報科学を中心とする理工学分野における高度かつ先端的な知識を修得する専門科目を提供します。
  • 特別研究およびセミナーでは、実験、データ分析、議論などの研究活動を通じて高度な理工学研究を推進する力を身に付けます。

情報学コース

  • 理論と実践の両面を重視した科目群によって構成します。
  • プロジェクトベースドラーニングを取り入れ、基礎知識の体系的な修得と最新技術への応用力を養います。

起業マネジメントコース

  • グローバルな視点で学んだ多様な専門領域を領域横断的な発想で活かします。
  • 企業や行政での実務経験と実績を有する教員による授業を展開し、課題解決方法論を学びます。
  • 事業創造、起業、組織経営、地域行政経営等における生きた教材を通して課題解決の方法論を学びます。

高度教育実践コース

  • 科学・工学に関する学問分野を深く学ぶことにより、理工学系の教科に関する高度な知識と技能および研究能力を身に付けます。
  • 学校現場における理工学系の教科を中心とする実践・研究活動を通じて、教師としての総合的な実践力と課題発見力・課題解決力を養います。
令和5年度入学生までは、以下のコース体制

知能機械工学コース

  • メカトロニクス、ロボティクスに関する専門力を伸ばすことに主眼をおいた科目を提供します。
  • 研究活動を通じて高い専門力と、境界領域にも対応できる応用力を身に付けます。

航空宇宙工学コース

  • 航空宇宙工学における高度な知識の修得に係る科目を提供します。
  • 研究活動では、論理的思考力や課題の設定・解決能力の涵養を重視します。

エネルギー工学コース

  • 次世代エネルギーに関する先端的な研究成果や技術課題を学ぶ科目を提供します。
  • 特別研究では、機械工学あるいは電気工学分野のエネルギー技術について深く学ぶとともに課題解決能力を身に付けます。

電子・光工学コース

  • 電子・光デバイスや情報通信分野における厳選した専門科目を提供します。
  • 特別研究では、電子・光技術に関する応用力、課題解決力を身に付けます。

社会システム工学コース

  • 社会基盤や住環境の計画・整備と運営・維持のための高度な要素技術やデザインを学びます。
  • 安全で心豊かな生活を実現するために、建築・土木分野のみならず、関連する異分野の議論能力を高め、実社会における複雑なシステム的問題を発見、解決する力を養います。

環境数理コース

  • 環境学とデータサイエンスに関する幅広い知識を修得する科目を提供します。
  • 環境設計学、データ解析学、シミュレーション学に関する演習を通じて、データサイエンスを駆使する実践的 な分析力を修得します。
  • 特別研究を通じて、自然および社会の諸現象の背景にある本質的な関係を抽出・分析する能力を養います。

化学コース

  • 有機・無機・高分子・物理化学分野における高度な知識を修得する科目を提供します。
  • 先端的な化学研究についての議論を通じて、多角的な視点から考え・実践する論理的思考力・研究企画力を身に 付けます。
  • 特別研究やセミナーを通じて、化学研究における高い専門力とプレゼンテーション力・ディベート力を養います。

生命科学コース

  • 分子細胞生物学、発生生物学、ゲノム科学、生物資源科学分野における厳選した専門科目を提供します。
  • セミナーおよび演習では、生命科学研究に関する議論を通じて論理的思考力とプレゼンテーション力を涵養しま す。
  • 特別研究を重視し、学術論文から吸収した知識を発展的に活用できる研究力を育むとともに、生命科学者として のセンスを養います。

マテリアル工学コース

  • 熱力学、量子力学、結晶学、固体物性論、結晶成長、材料組織学等、材料科学の根幹をなす分野の理解を深める 科目を提供します。
  • 各種マテリアルの特徴と用途を理解したうえで、特性の発現機構とそれを最適化する組織制御技術、製造および加工プロセス、評価手法等について環境負荷と経済性の視点も含め総合的に学びます。
  • 特別研究やセミナーにおける実験データに基づいた本質的な議論を通じて、論理的思考およびプレゼンテーションの重要性を学び、高度な研究力を身に付けます。

情報学コース

  • 理論と実践の両面を重視した科目群によって構成します。
  • プロジェクトベースドラーニングを取り入れ、基礎知識の体系的な修得と最新技術への応用力を養います。

起業マネジメントコース

  • グローバルな視点で学んだ多様な専門領域を領域横断的な発想で活かします。
  • 企業や行政での実務経験と実績を有する教員による授業を展開し、課題解決方法論を学びます。
  • 事業創造、起業、組織経営、地域行政経営等における生きた教材を通して課題解決の方法論を学びます。

高度教育実践コース

  • 科学・工学に関する学問分野を深く学ぶことにより、理工学系の教科に関する高度な知識と技能および研究能力を身に付けます。
  • 学校現場における理工学系の教科を中心とする実践・研究活動を通じて、教師としての総合的な実践力と課題発見力・課題解決力を養います。

入試情報(学士課程)