教員紹介

学群長 渡邊 法美 教授 WATANABE, Tsunemi

自然環境と共生するリスクマネジメントを実践

専門分野/環境マネジメント、建設マネジメント、リスクマネジメント

どんな研究をしていますか?

建設と環境のマネジメントに関する研究に取り組んでいます。環境マネジメントでは、地域の環境を保全しながら、人と経済を元気にする地域活動のあり方を、建設マネジメントでは、公共調達制度や労働問題を、リスクマネジメントの視点から研究しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

環境分野では、各主体(市民、行政、企業)が自分の資源(時間、お金、知恵、知識)を持ち寄り、責任(リスク)をとることによって、地域が「私のだいじな場所」になり、元気になっていきます。建設分野では、調達者は良い品質のものを経済的な価格で取得でき、提供者は生きがいを感じながら建設サービスを提供し適切な利益を得ることができます。

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副学群長 肥前 洋一 教授 HIZEN, Yoichi

経済学から政治に迫る

専門分野/政治経済学、実験経済学

どんな研究をしていますか?

経済学のアプローチで政治制度を研究しています。具体的には、選挙や住民投票のルールの違いに応じて投票行動と結果がどのように影響されるか、それをふまえてどのようなルールが望ましいかをテーマとしています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

制度設計者が良かれと思って設けたルールが、制度参加者によって別の目的で利用され、制度設計者が想定しなかった結果が生じてしまうことがしばしば観察されます。それを防いで、みんなが納得する結果を生み出してくれる制度を構築できるようになるでしょう。

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桂 信太郎 教授 KATSURA, Shintaro

中堅・中小企業が発展するための手法

専門分野/経営学、会計学

どんな研究をしていますか?

企業を対象に、経営理論や管理会計のデータを活用しながら調査研究をしています。こうした手法を大企業はもちろん、中小企業、さらには地域ビジネスや起業に援用しながら、成長発展する要因を調査分析しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

例えば、経営環境が悪化したり、条件不利な地域における既存産業でも、ビジネスやマネジメントの手法を適用することで現状打開の光が見えます。改善は既存現論のフレームワークやスキルを道しるべにして、問題点を洗い出して現状を把握し、見つめなおすことから始まります。若い学生や実務経験者と一緒に知恵を出し合い、問題解決に取り組んでいます。

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上條 良夫 教授 KAMIJO, Yoshio

ゲーム理論から新領域へ

専門分野/ゲーム理論、経済学

どんな研究をしていますか?

私の専門分野はゲーム理論とよばれる学問です。人と人とが互いに競い合い、ときに協調し合うような我々の日常のことを比喩的に「ゲーム」とよんでいるにすぎません。つまり、ゲーム理論とは、人と人との関わり合いを数理的に分析する学問です。私自身はこれまでにゲーム理論を用いて、オークションの設計や懲罰報酬制度の設計、また金銭的インセンティブを用いないような、人々の自発的協力を促す仕組みになどについて研究してきました。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

ゲーム理論に基づいた制度の設計はオークションを代表例としてすでに社会において一定の成功を収めています。その一方で、ゲーム理論がうまくあてはまる領域はまだまだ小さく、新たな領域において実用に耐えうるような仕組みを提案するには、心理学、生物学、経営学などの他分野との連携が必要になります。理論の射程が広がることにより、例えば森林保有者が、自発的に森林保全活動へ参加することを促進するような仕組みが提案できる可能性があります。

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小谷 浩示 教授 KOTANI, Koji

農業・資源環境問題解決をめざした社会経済システムの探求

専門分野/環境・資源管理、農業生産

どんな研究をしていますか?

競争によって人類はより大きな自由と発展を手にしてきた、と言われています。と同時に大きな弊害を生み出し、目に見えない形でそれらはさまざまな農業・資源環境問題として現れてきています。現代の競争社会では自然や環境は「タダ」とみなされているためです。このような社会状況下で、どのようにしたら個人・法人が自然・環境を大切にするように誘われるのか、または大切にする事で儲かる・得をする社会を作れるのか、を研究しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

現在では自然・環境を大切にする個人・法人が得をする仕組みができていません。お金の流れや身近な経済・経営の決まりを変える事で自然や環境も人類の大きな資産として見直されるでしょう。また、競争社会の中にあっても自然と環境を大切にする、もしくは保全する個人や法人がより得をする社会を構築できる筈です。

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西條 辰義 教授 SAIJO, Tatsuyoshi

人々が幸せになれる仕組みの開発

専門分野/制度設計工学、実験経済学

どんな研究をしていますか?

いさかい(コンフリクト)を解消する仕組みの研究です。単に頭の中で考えるだけではなく、人々をラボに集めて実験もしています。この研究を行うには、ヒトの行動をきちんと解明しなくてはなりませんが、やる気、感情、力関係、昔からの習慣なども考慮に入れ、社会科学の分野のみならず、生物学や脳科学の研究者との協働を開始しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

希望ではありますが、そのような仕組みの開発に成功すると、うまくいかない温暖化交渉や国同士の紛争、近いところでは仲間うちでのいさかい、家族のもめごとなどが解決されるかもしれません。

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永島 正康 教授 NAGASHIMA, Masayasu

戦略と事業プロセスの一体化

専門分野/経営学

どんな研究をしていますか?

専門分野は、経営学です。戦略を事業プロセスという視点から捉え、どのように戦略を上手く実践することができるかを、研究テーマとしています。この研究の動機は、戦略に関する理論研究はたくさんありますが、それをどう実践するかについての研究が少ないためです。私は、戦略実践の成功の鍵は、戦略と事業プロセスの一体化にあると考えています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

戦略と事業プロセスが一体化することにより、ターゲットとする顧客から喜ばれる価値を創造し、企業としての優位性を獲得していくことが出来るようになります。

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中村 直人 教授 NAKAMURA, Naoto

世界を見据えた教育経営制度の改革

専門分野/教育経営学・比較教育学

どんな研究をしていますか?

イギリスの教育経営制度を比較研究し、その成果を応用して理論的および実践的改革の提言を行います。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

将来日本の学生が今より自由に世界の教育機関に行き来し、複数の国々の大学に所属して同時に複数の学位を取得できるようになったり、世界基準に照らして教育サービス経営分野で活躍できる人材を多数輩出できるようになるかもしれません。

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那須 清吾 教授 NASU, Seigo

複雑に進化する社会問題、地域問題を解決する

専門分野/行政経営、公共経済学、社会マネジメントシステム学

どんな研究をしていますか?

社会現象や自然現象、技術と社会、法律・ルールや組織、人間の相互作用の仕組の中で生じる課題は、地域活性化や事業創造、行政経営や地域経営など複雑多岐にわたります。これらを解決するマネジメント方法論を、学術分野の統合により実現させる研究を進めています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

組織や人間活動の評価やその規範、戦略目標との論理関係、選択と相殺関係、合意形成の論理構造など、さまざまな要素を統合的に分析することで、求められるマネジメントシステムを創造し、さまざまな社会問題を生じさせる課題を解決することができるようになります。

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林 一夫 教授  HAYASHI, Kazuo
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石谷 康人 准教授 ISHITANI, Yasuto

日本から世界に向けたイノベーションのための論理構築

専門分野/イノベーション、技術経営

どんな研究をしていますか?

イノベーションや技術経営の分野で、事例から論理を構築する仮説発想型の研究を実施しています。最近取り組んでいるテーマとして「IT分野の日本発ラディカルイノベーションの技術構造と国際的普及」があります。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

日本企業はかつて、ITラディカルイノベーションをたくさん興していました。本研究は、そうした日本企業に特徴的な技術革新と普及のパターンを明らかにするとともに、新しいコア・ケイパビリティの構築方法も探ります。それが日本企業の復活になんらかの形で貢献することを期待しています。

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上村 浩 准教授 UEMURA, Hiroshi

会計・監査における人の判断・意思決定を解明

専門分野/公認会計士監査

どんな研究をしていますか?

監査制度の中で、経営者、会計士、およびコーポレート・ガバナンスが果たしている役割が、財務報告プロセスの質にどのような影響を及ぼしているのか、といった研究課題に取り組んでいます。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

公認会計士監査は、市場経済のインフラであり、企業の財務情報の適正性を保証する制度です。しかし、社会を揺るがす会計不正の事例を見ると、監査制度に問題があることが理解できます。研究の結果は、よりよい監査制度の設計に関する議論に貢献するのではないかと考えています。

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草川 孝夫 准教授 KUSAKAWA, Takao

バブルの原因究明

専門分野/実験ファイナンス、実験経済学

どんな研究をしていますか?

実験室内に作られた仮想市場において、被験者が証券をどのように売買するのかを分析することにより、どのような環境において、なぜバブルが発生するのかを推定する研究をしています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

実験室でのバブルの原因究明は、現実の証券市場におけるバブルの原因究明へとつながります。また、バブルの原因が分かれば、バブルが発生しないような市場の仕組みを作れるかもしれません。もしそれができれば、やがてバブルが発生しない世の中になります。

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小林 豊 准教授 KOBAYASHI, Yutaka

社会現象を生物学と数学で分析する

専門分野/数理生物学

どんな研究をしていますか?

ダーウィンの進化論に基づけば、ヒトの行動は、他の動物と同じく、できるだけ多くの子孫を残すように進化してきたと考えられます。この考えに基づき、数理モデルを用いてさまざまな人間行動や社会現象を説明する試みを行っています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

社会現象の背景にあるヒトの生物学的特性が理解できれば、自治体や企業のルールあるいは街や公共施設の設計に反映させることで、個人が集団全体の目標(環境改善、経費削減など)に即した意思決定を行うようにしむけることができると考えています。

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坂本 泰祥 准教授 SAKAMOTO, Yasuyoshi

企業経営のカナメ、「経営情報システム」を学ぼう

専門分野/経営情報システム、行政経営

どんな研究をしていますか?

コンビニで買い物をすると、その売り上げデータは瞬時にコンピュータに蓄積され、解析され、品揃えや製品開発に活用されます。このような経営情報システムと呼ばれるコンピュータ・システムを研究開発しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

蓄積されたデータを分析・検証しそこから情報を抽出し意思決定に役立てることによって、企業を取り巻く環境の変化により即応した合理的な経営を行うことができるようになるでしょう。

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生島 淳 准教授  SHOJIMA, Atsushi

企業経営の歴史を研究

専門分野/経営史、企業家史、産業史

どんな研究をしていますか?

「経営史」を専門分野とし、日本の企業経営の歴史を企業家活動、戦略、組織、管理などの側面から分析しています。平たくいえば、私たちを取り巻く企業を、誰が、どのように始めて、そこからどうやって成長・発展させたのか、またその過程でライバル企業とどのような競争を展開したのかを研究しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。賢者は自分の経験の範疇だけでなく、過去の他人の経験からも学んで、それをうまく活かしているという意味です。過去の企業・経営者の事例を研究することは、単に企業経営の歴史を知るだけでなく、今後さまざまな場面で意思決定を行う上での大切な教訓やヒントを得ることにもなるでしょう。

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中川 善典 准教授 NAKAGAWA, Yoshinori

行政における統計学的手法の構築をめざして

専門分野/ソフト・オペレーショナル・リサーチ

どんな研究をしていますか?

行政(主に地方自治体)の意思決定を支援するための統計学的なマネジメント手法を構築しています。例えば、自治体が「木造家屋の耐震補強を促進させたい」「高齢者を在宅介護する家族の負担感を少しでも軽減させたい」と思った場合に、「なぜ多くの家主が耐震補強をしたがらないのか」「介護者はどのような心理負担を感じているのか」といった問いに答えるため、家主や介護者への意識アンケート調査を行い、結果を統計学的に分析する手法を構築しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

自分の研究によって、行政が適切な意思決定を行い、それによって住民の人たちの幸せに貢献できるようになることをゴールとしているのはもちろんです。しかし、安易に「その研究が世界をどう変えるか」「なにが便利になるか」などの楽観論を述べるのも慎まねばならないと思っています。ただ、 21世紀初頭という時代を取り巻く環境の中で、日本人が「自らの住まい」や「介護」等をどう意識しているのか、それが死生観とどのように結びついているのか等について、丁寧に観察・記録することが、もしかしたら次の世代の人たちにとって、何らかの記録的・歴史的価値を見出してもらえるようなものにならないか、という期待をもっています。

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三船 恒裕 准教授  MIFUNE, Nobuhiro

社会と個人をつなぐ心のメカニズムの解明

専門分野/社会心理学、進化心理学

どんな研究をしていますか?

人間は一人ひとり孤独に生きているわけではありません。お互いに影響し合いながら生きています。そうした人と関わり合う時の心理メカニズムを研究しています。特に人が集団の一員として行動する場面における心理メカニズムを、実験手法を用いて検証しています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

ヒトは「真っ白」な心を持って産まれてくるわけではありません。私たちは社会の中でうまく生きていくための心の仕組みを持っています。そうした心のメカニズムが詳しくわかってくると、より良い集団、より良い社会を創り出す事ができるでしょう。社会を作り出しているのは私たちの心なのですから。

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新居 理有 講師  ARAI, Real

行政における統計学的手法の構築をめざして

専門分野/マクロ経済学、財政政策

どんな研究をしていますか?

マクロ経済と財政運営・政策の間にどのような関係があるかを分析しています。特に、政府債務や財政収支とマクロ経済状況(経済成長率や金利など)との関係に強い関心を持っています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

財政運営や政策を行う上で、将来の予測を考えることは重要です。しかしこのような予測をするには、前提となる経済モデルが必要となります。私の研究が進むことで、経済モデルの構築・改良が進み、より正確な将来予測が提供できることを期待しています。

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岡野 芳隆 講師  OKANO, Yoshitaka

集団の意思決定が持つ経済学的特徴を研究

専門分野/ゲーム理論、実験経済学

どんな研究をしていますか?

経済活動を行う上で重要な「集団」という意思決定主体に焦点を当てて研究しています。集団の意思決定と個人の意思決定の違い、集団内の利害対立を解決するための仕組みの設計などに関心を持っています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

私たちが経済活動を行う上で、集団の形成は避けては通れません。その意思決定の特徴を知り、利害対立を解決するための仕組みを明らかにすることは、私たちが経済活動を行うときに重要なヒントを与えてくれるものだと信じています。

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馬渕 泰 講師  MABUCHI, Yasushi

環境と防災のマネジメント

専門分野/地理学、流域情報学

どんな研究をしていますか?

GIS・リモートセンシング技術・現地観測システムを統合した流域監視システムの構築を通して、土砂災害対策の立案を支援する研究をしています。

その研究が進んだら、どんなことを変えられますか?

土砂災害対策の立案を支援するのに必要なのは、"災害の現場を見る"ことです。現場を見て、問題の発生因子を明確にし、その解決策を提案していきます。本技術は、土砂災害の発生時において、災害対策の立案が迅速にできるだけでなく、住民に対する避難経路や所要時間などの情報提供が可能となります。

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矢内 勇生 講師 YANAI, Yuki
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大槻 雅之 教育講師  OTSUKI, Masayuki
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川本 倫子 教育講師  KAWAMOTO, Michiko
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都築 五明 教育講師  TSUDUKI, Itsuaki
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宮原 宏和 教育講師  MIYAHARA, Hirokazu
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黒川 瞬 助教  KUROKAWA, Shun
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Cholapat Jongdeepaisal 助教  Cholapat Jongdeepaisal
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前田 和範 助教 MAEDA, Kazunori
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吉村 耕平 助教 YOSHIMURA, Kouhei
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王 玲玲 助教 WANG, Lingling
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