概要

mng_old.jpg

"マネジメント"を本格的に学べる、経済・経営系の学部です。

組織があり、活動がある限り、必ずマネジメントが求められる

mng_old01.jpg

ある組織で何か事業を行なうことを想定してみましょう。組織は通常、「ヒト」、「モノ」、「カネ」そして「情報」という4つの"資源"を持っています。マネジメントとは組織の持つ4つの資源を組み合わせ、これらを整合させて組織の目標を効率的、かつ効果的に達成するための活動を指します。具体的なマネジメントの活動は計画の策定と意思決定、計画を実行するための組織編成、組織のメンバーに動機付けを行うリーダーシップの発揮、そして計画からのずれが無いかをチェックする管理の4つの活動からなります。

本学部では、この現代社会において必要不可欠な"マネジメント"を核に、マネジメントと緊密なつながりを持つ経済・経営・情報コミュニケーション技術などを体系的・本格的に学べます。

マネジメント学部は新たなステージへとさらなる進化をめざします。

mng_old02.jpg

マネジメント学部は、企業・行政・起業などの各分野で幅広く活躍できる人材を輩出すること、また研究を通して経済政策や産業振興などの地域活性化や地域社会の新しい幸せの創造に貢献することをめざしています。その成果は、学部開設から僅かの期間であるにも関わらず既に多様な分野で現われています。抜群の就職率や、地域社会と一体となった活性化の取り組みの具体化、地場産業との協働による経済活性化の具体的展開、森林資源などの利活用による新たな産業創造などその成果は多方面に渡っています。
そこには常に研究と社会貢献に対する学生の参加があります。教育・研究・社会貢献を三位一体として展開することで、実践的なマネジメント能力を身につけることも実現してきました。

しかし、マネジメント学部は現状に満足しません。教育、研究、および社会貢献の一層のレベルアップをめざして、常に進化することでその価値を高めていきます。

高知市中心部のキャンパスへ(予定)

平成27年度から、マネジメント学部のキャンパスは高知市中心部の永国寺町に移転する予定です。

入学時の進路選択(概要図)

mng_old03.png

国際マネジメントプログラム

学ぶ意義・将来の展開

高度なビジネス英語を習得し、マネジメントの専門知識を生かして将来国際的に展開・活動する企業や金融機関、公務員、英語が必須とされる国際貢献活動(JICA等)に従事し、社会に貢献しようとする人のための教育プログラムです。

こんな講義があります

Introduction to Management

日本と欧米のマネジメントの基本原理を対比させながら、それぞれの特徴を理解することをめざします。国際マネジメントプログラムの他の科目の基盤となる科目です。

Global Competency Model

グローバル化が進み、世界の多様化が実感される今、その中で、生きていくための能力である「グローバルコンペテンシー」を高める必要性が益々高まっています。本科目は、グローバルコンペテンシーの基礎の習得をめざします。

国際協力入門

将来世界銀行、JICA等国際協力機関で活躍したいと考えている学生向けに、JICAの協力により国際協力関係で活躍されている複数の外部講師の方にリレー方式で理論から個別の事例研究まで含めた集中講義をしていただく予定です。

スポーツマネジメントプログラム

学ぶ意義・将来の展開

大学のスポーツ分野で高度な業績を修めつつ、マネジメントの専門知識を習得することで、スポーツビジネスの分野で求められるマネジメントスキルを身につけることをめざす教育プログラムです。将来、スポーツ関連企業、企業におけるスポーツ組織経営分野、自治体等で活躍することが期待されます。

こんな講義があります

スポーツ概論

スポーツとは何か、スポーツは人間にとってどのような意味を持ってきたのか、スポーツと地域の関わり合いとはどのようなものかについて、スポーツの歴史の概観を通して学習します。

スポーツマーケティング

スポーツチーム、スポーツメーカー、スポーツ協賛企業といった団体が、スポーツ観戦者や愛好者などに対して、いかに効率的かつ効果的に働きかけていくか、その仕組みづくりについて学習します。

レクリエーション論

社会変化におけるレクリエーションの発展過程と今日的意義について学ぶとともに、レクリエーションの手法や技能はどのようなものか、レクリエーション支援のあり方について事例を交えながら学習します。

数理マネジメントプログラム

学ぶ意義・将来の展開

社会、経済、会計および経営上で発生している事象を高度な数学的手法を用いて解析し、その問題の本質を数学的に理解した上で、解決方法を数理的に導く能力を身につけます。理系におけるセンスと文系におけるセンスを統一的かつ高度に磨くことが可能となるため、卒業後は銀行、証券、保険等の金融系企業、また中学、高校(数学教員免許取得可)や、官公庁等で活躍することが期待されます。

こんな講義があります

数理マネジメントセミナーⅠ〜Ⅳ

1・2年生配当科目で、数理的な手法を使用して、高度に経済や経営の問題を解析するゼミナールを行ないます。ゼミは少人数で行い、高度な社会問題を数理的に解析するところを特徴としています。

金融工学

数理ファイナンスを基礎として、現実経済における、多様な新しい金融商品・金融サービスを数理的に理解し、これらに伴うリスクとリターンを管理するための、洗練された数量的な分析ツールを学習します。

マネジメント科学

経済経営の社会的事象を、数理的な手法によって解析し、科学的なデータとして処理する際にいかなる検定を行なえば数理的に処理できるかを、具体的な事例を交えながら、学習します

工学の研究成果を生かした新たなマネジメントの手法の開発をめざします。

高知マネジメントサポータークラブ
mng_old04.jpg

2008年7月設立の「高知マネジメントサポータークラブ」は、経済・経営団体のトップが中心となり、県内企業と大学との互恵をめざしたさまざまな活動を展開しています。サポータークラブ会員である経営者がマネジメント学部で行う特別講義は、「実践から生まれた経営マネジメントの真髄に触れることができる」と学生たちに大好評。産学連携の新たな形として、全国的にも注目を集めています。

事例研究

アメリカで実施されているMBA(経営学修士)の教育プログラムにおいて最重視している「事例研究」を学部教育で導入しています。「事例研究」とはビジネスの成功・失敗例を調査・検証し、発表と討議を重ねながら「成功(失敗)」の要因を探るもの。企業経営のみならずマネジメントの各分野で実績をあげた教員と豊富な実績をもつKUTならではの教育システムです。

【例】
▼ 下請から自律型ビジネスモデルへの変革 地方における中小製造業の事例研究
▼ 石垣島・八重山諸島の各種事業 −石垣島泡盛事業や西表島パインアップル事業−

インターンシップ
mng_old05.jpg

2年次・3年次にわたって、インターンシップの機会を設けます。2年次には、企業人としてのビジネスマナーの習得とともに「現場」に求められる能力を知り、自らの興味や関心を明確にします。3年次には、企業内で実施されている地域プロジェクトへの参加を通して、地域と企業との関係を体験するとともに、地域問題解決への視点を身につけることをめざします。

「地域活性化システム論」
mng_old07.jpg

めざすのは、地域に存在する資源(森林、農産物、自然、人材等)を活用したビジネスモデルを企画、構築できる人材となること。各省庁の地域活性化政策担当者や地域再生事業に関わるリーダー、大学教員等の講師が、講義、パネルディスカッション、グループワーク等を通して、より実践的な教育を推進します。

マネジメントゲーム

マネジメントの概念に慣れ親しむことを目的としてシミュレーションソフトを使ったビジネスゲームを体験。少人数のチームで役割を分担し、バーチャル企業の経営状況を競い合います。科目(会計、マーケティング戦略など)の理解が深まるだけでなく、ゲーム終了後の株主総会でプレゼンテーション能力も養います。

工学系科目の履修が可能
mng_old06.jpg

産業分野に関する基礎知識を有し、最先端技術を理解しビジネス化できる人材、理工学的センスを身につけ経営の中核を担える人材が、企業では求められています。文系・理系といった枠組みにとらわれずに総合的・実践的視野でマネジメント能力を発揮できることが必要です。この考えから工学系学群の専門基礎科目の履修を可能にしています。また、情報教育で、社会に出て必要とされるスキルをしっかり習得できるのも、工学系学群を併設する大学で学ぶ利点です。

まちづくリスト育成プログラム

KUTが札幌学院大学、法政大学、沖縄大学と共同で取り組んでいる、地域づくりの専門家を育成するための教育カリキュラム「全国の地域で活躍できるプロフェッショナル『まちづくリスト』育成プログラム」。これは、地域活性化の方法論を探りながらの教育カリキュラム確立などを進めるもので、2009年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に選定されました。

TOPICS

AO入試実施

数理・国際・スポーツマネジメントプログラムの募集を、AO入試で実施。得意分野を活かした受験が可能です。また、AO入試合格後にセンター試験を受験すれば、その得点率により、特待生に認定されます。

教職課程にも対応

マネジメント学部で、数学(高校・中学)、公民(高校)、社会(中学)の教員免許が取得できます。母校の教壇に立つことも夢ではありません。

教職課程

入試情報(学士課程)