卒業・修了

学士課程

学位

 学士課程に必要な能力を身につけ、学則に定める卒業要件を満たした者に対して、次の区分に従って学士の学位を授与します。

システム工学群      学士(工学)
環境理工学群       学士(理工学)
情報学群         学士(情報工学)
経済・マネジメント学群  学士(経済学又はマネジメント学)

卒業要件

卒業するためには、次の2つの要件を満たす必要があります。

1 在学期間
  4年以上在学していること。(編入生、再入学生は除く)
 ・休学していた期間は、在学期間に算入されません。
 ・停学の処分を受けた期間は、在学期間に算入されます。

2 修得単位
 (1)令和元年度以前の入学生
    科目区分に応じた必要修得単位数を含む124単位以上
    ・人文・社会科学等科目 17単位以上
    ・自然科学等科目    17単位以上
    ・専門科目       60単位以上

 (2)令和2年度以降の入学生
    学群ごとに定める科目区分に応じた必要修得単位数を含む124単位以上

科目区分

人文・社会科学等
科目

自然科学等
科目
専門科目
工学系共通
科目
専門基礎科目
専門発展科目
専門領域科目
システム工学群 10 12 14 60
環境理工学群 10 10 14 60
情報学群 12 16

60
経済・マネジメント学群 17 17 60

 また、優れた業績を挙げた者として学長が適当と認めた場合は、3年以上の在学で学士課程を卒業することができます。

修士課程

学位

 修士課程に必要な能力を身につけ、学則に定める修了要件を満たした者に対して「修士(工学)」又は「修士(学術)」の学位を授与します。

修了要件

 修士課程を修了するには、2年以上在学し、特別研究8単位(必修)および専門領域科目18単位以上を含む30単位以上を修得し、かつ必要な研究指導を受けたうえ、修士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。

 なお、修士課程の目的に応じ適当と認められるときは、特定の課題についての研究成果の審査をもって修士論文の審査にかえることができます。

 また、優れた業績を挙げた者として学長が適当と認めた場合は、1年以上の在学で修士課程を修了することができます。

学位論文審査基準

 学位論文の審査は、以下の学位論文審査基準に基づき行われます。

1 学位申請者が主体的に取り組んだ研究であること。

2 論文としての体裁が整っており、論旨展開が明快であること。

3 研究の意義や必要性、目的と方法が明確であること。

4 当該分野の研究について十分調査し、適切な引用がなされていること。

5 解析・考察が論理的になされ、結果と結論が明確に示されていること。

6 論文審査会において論理的、かつ、明解な発表を行い、質疑に対して的確な応答がなされたこと。

博士後期課程

学位

 博士後期課程に必要な能力を身につけ、学則に定める修了要件を満たした者に対して「博士(工学)」又は「博士(学術)」の学位を授与します。

修了要件

 博士後期課程の区分及び修了要件は、次のとおりです。

区分

概要

修了要件

基盤工学コース

原則月~金曜の講義

高度研究者または高度技術者

原則3年以上の在学期間

10単位以上の取得

学位論文審査に合格

起業マネジメントコース

原則土日の講義

高度技術者または高度研究者

社会人特別コース

入学前に社会で十分な実績をあげており、入学時に学位論文予備審査に合格している者。

1年以上の在学で修了を目指す。

高度研究者

原則1年以上の在学期間

10単位以上の取得

学位論文審査に合格

 博士後期課程を修了するための在学期間は、大学院に5年以上在学(修士課程2年+博士後期課程3年)することが原則になります。

 ただし、優れた研究業績を上げた者については早期修了することも可能です。修士課程を早期修了した方は、早期修了の要件が異なりますので注意してください。

学位論文審査基準

 学位論文の審査は、以下の学位論文審査基準に基づき行われます。

1 論文としての体裁が整っており、論旨展開が明快であること。

(1)研究の意義や必要性、目的と方法が明確であること。

(2)先行研究を十分に調査し、適切な引用がなされていること。

(3) 解析・考察が論理的になされ、結論が明確に示されていること。

2 学位申請者が主体的に取り組んだ研究であること。

3 公開論文審査会において論理的、かつ、明解な発表を行い、質疑に対して的確な応答がなされたこと。

4 社会的貢献及び学術的貢献が期待される研究内容であること。

社会的貢献および学術的貢献の具体的審査基準は、高度技術者と高度研究者の審査区分ごとに次のとおりとする。

(1) 高度技術者としての審査では、実務経験等の成果自体に「実務的インパクト」が広く認められており、学位論文として完成させることが有益であること、又は実務経験等に加えて行った研究成果が当該分野で評価される学術論文に採録されていること。

(2) 高度研究者としての審査では、研究内容に「学術的新規性」が認められ、当該分野で評価される学術論文に採録されている等の客観的エビデンスを有すること。

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